備忘のための読書記録、2011年3月分。学術論文は除く。発行年月日は初版のもの。
佐々木俊尚『キュレーションの時代―「つながり」の情報革命が始まる―』(筑摩書房、2011年2月) 「コンテンツとコンテキストは相互補完的な関係であって、どちらが欠けてもいけない。コンテキストは決して「コンテンツのおまけ」程度の副次的な存在ではない」(218頁)。
五来重『仏教と民俗―仏教民俗学入門』(角川学芸出版、2010年6月) 「融通念仏の論理は、一つの作善をできるだけ多数の人々の合力でなしとげれば、これに合力した人の数を相乗しただけ、功徳が増大するというのである。」(216頁)。勧進の論理的支柱。
菊池徹夫『考古学の教室』(平凡社、2007年8月) 「考古学にとっては関連が深い姉妹科学ですが、建築史は建築という、美術史は美という価値に限定した専門性という点で、より特殊だ、といえる」(129頁)。美術史が「美」に限定した特殊な研究とは、私は思っていない。
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