2011年4月10日、中津川行者堂(和歌山県紀の川市中津川)で、聖護院による採灯大護摩供が勤修されました。
ここは、葛城修験の中胎とよばれ、葛城灌頂もここで行われる重要な場所です。五鬼とよばれる行者に奉仕する家も健在です。
朝、粉河寺を出立した聖護院の一行は、いったん行者堂に参集し、直ちに葛城修験の第七経塚に登り、戻ると中津川の熊野神社、行者堂と巡拝・読経して、行者堂前広場で大護摩供を行いました。
今年は導師の願文に震災復興祈願の文言が入ったり、例年最後に行っている餅まきを自粛するなど、時節柄、いろいろな配慮も散見されました。

一昨年に行われた大護摩供の際のようす(
こちら)もご参照ください。
この中津川行者堂の文化財を展示する企画展「葛城修験の聖地・中津川行者堂の文化財」を今年の6月11日~7月18日の会期で、和歌山県立博物館で開催します。
しかし、目前に迫ってきたというのに、準備が進んでおらずあせっています。ちょっとしたリーフレットを作製することも、今日決まりました。うーん、雑用の山を乗り越えて、しっかり集中していかねば危ない(((;゚Д゚)))。
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