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玉稿拝受(弥勒菩薩の曼荼羅、特殊な神像)


「その共通点は、五仏宝冠を戴いて蓮台上に結跏趺坐し、腹前で法界定印を結ぶという弥勒菩薩の姿にとどまらず四十九体の如来形を配した舟形光背や、画面四隅に配された内四供菩薩の梵字、さらには裳の菊花亀甲繋文にまで至っており、非常に多くなっている。そのため、慶珊寺本によって慈尊院本を復元的に考えることすら、可能かと思わせるほどである。」(向坂2011、320頁)

向坂卓也「弥勒菩薩の曼荼羅について―横浜市・慶珊寺本を中心として―」(真鍋俊照編『密教美術と歴史文化』、法蔵館、2011年5月)

「現時点では尊名を明らかにするにはいたらないが、熊野神社の伝十王像も市指定の一三躯の像にしても、十王や菩薩といった仏教的尊像ではなく、何らかの神像であり、ともに平塩の地に結びついた特有の神の姿をあらわしているものと考えられるのではないだろうか。」(淺湫2011、14頁)

淺湫毅「山形・熊野神社の伝十王坐像について」(京都国立博物館編集・発行『日本における木の造形的表現とその文化的背景に関する総合的考察<考察編>』(科学研究費補助金[基礎研究(A)]報告書、課題番号19202007)、2011年1月)
ありがとうございました。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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