備忘のための読書記録、2011年5月分。学術論文は除く。発行年月日は初版のもの。
赤尾勝己編『生涯学習理論を学ぶ人のために』(世界思想舎、2004年7月) 「準拠枠の変容とは、過去に無批判的に学習してしまった狭い枠組みから抜け出し、自己を幅広い選択肢・可能性に開くとともに、討議などを活用し思慮深く選択決定できるようになる、という思考プロセス面での変化を指す」(102頁、第4章変容的学習、執筆者常葉-布施美穂)
谷川健一『日本の神々』(岩波書店、1999年6月) 「ケを物に内在するエネルギーと解し、それが枯れるからケガレ(気枯れ)であるとするのは不当である。ケが付着すると物は活力をおび、そのケが離れることがケガレ(気離れ)であり、エネルギーがなくなる。その極点は死である」(33頁)
宮家準『役行者と修験道の歴史』(吉川弘文館、2000年7月) 「本・当両派の系譜では、役行者を始祖あるいは系譜の中心に据え、歴代の教主がその系統をひくとすることによって、その支配の正当性を意味づけている。さらにその行者は大日如来以来の血脈をひいているのである。これを役行者による修験教団の縦の権威づけと捉えておきたい。」
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