FC2ブログ

Entries

アンケート「博物館の理想的なミッション」

帝塚山大学2011年度博物館経営論アンケート9回目「博物館の理想的なミッション」(6/20出題分・回答50音順)。

・あらゆる知識レベル、あらゆる人種、あらゆる人々の来館を想定する。
・アンケートなどで利用者の住所を知っていたら、利用してくれたことに対してお礼の手紙を書く。
・研究と社会への貢献。
・最初から最後まで利用者に感動を与えられるような展示を構成できるようにすること。
・十分な研究費を確保できるくらいの利益をあげること。
・人類の遺産を未来永劫保存し公開していくこと。人間は文化を成し、歴史を持つ唯一の生物であるから、これをなくしてしまえば人間はただの弱い生物でしかない。
・少しでも多くの人に展示品を見せる。
・楽しんでもらう。
・誰でも楽しめて、何度でも行きたいと思えるような博物館。
・誰もが気軽に利用できる博物館。
・誰もが満足できるような展示内容にする。
・単なる一方的な学習の場ではなく、地元住民にとって憩いの場となるような、ふらりと寄っていけるような場所。
・展示品を見て学んだ利用者が、その知識や研究を発表する場所や機会を提供したい。

・展示物の保存。
・展示をみてたくさんの知識を得たり、いろんな人とコミュニケーションがとれたり、気軽に足を運べるような博物館づくり。
・どんな人でも気軽に入れるような作りにする。
・博物館が人々の日常にとけこんで“特別”な教育の場ではなくなること。
・みんなに展示品をみてもらってほしい。人が来て欲しいというわけではなく、展示品を見て理解してほしい。人々が残した遺産を見てもらい、子どもや子孫までにつながるようなよい博物館にしたい。
・求められたことはきちんと提示する。プラスアルファでより利用しやすい環境を作っていく。
・来館してくれたお客さんがまた来ようと思う博物館をつくる。
・利用者が何か一つでも「なるほどっ」と思ってもらえること。
・利用者に対して優しい博物館。展示内容や説明が分かりやすく、博物館自体が親しみやすい場所になるようにする。

 楽しく、親しみやすく、気軽に利用できること。博物館と利用者が対等で、一方的な“教育”とならないこと。そして、「人々の日常にとけこんで“特別”な教育の場ではなくなること」。
 社会教育の目標を、例えば、自ら問いを立てて答えを見いだしていく知性の構築、他者を尊重し健全な地域社会を構築する人格の形成とした場合、それは先生と生徒(あるいは師弟)といった上下関係によって行われるものではなく、自らの内面の自発的な衝動こそが原点となるでしょう。「博物館が教える」のではなく、博物館の知のストックにアクセスすることで、自ら成長する。そうした自発的な学びにより博物館が“特別”な教育の場ではなくなるならば、それはまさしく成熟した市民社会といえるように思います。
スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kanbutuzanmai.blog66.fc2.com/tb.php/458-90b328c1

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

月別アーカイブ

ブログ内検索