「和歌山城下町に限らず江戸時代を対象とした和歌山県における考古学的研究は乏しい状況にある。しかしその反面、市街地の再開発などにより和歌山城下町における埋蔵文化財調査は近年増加傾向にあるといえる。(中略)しかし、史跡指定されている中心部を除き、都市化がすでに進行しており、調査自体が困難であるといった側面もある。」(北野2008、86頁)
1、北野隆亮「紀伊における古代南海道と官衙等関連遺跡」(『紀伊考古学研究』10、2007年8月)
2、北野隆亮「和歌山県における中世山城・城館出土の銭貨」(『出土銭貨』27、2007年11月)
3、北野隆亮「和歌山城下町」(季刊『考古学』103、2008年5月)
上記3本の玉稿を恵贈頂きました。ありがとうございます。近世の考古学が顧みられないこと以上に、近世の彫刻史は研究が進んでおらず分からないことだらけです。私自身の研究テーマからいえば、城下における寺町の形成と仏像の移動という問題に少しでも取り組んで、見通しを持ちたいと思っています。
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