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アンケート:博物館をどう変えたいか-これからの博物館-

 帝塚山大学博物館経営論アンケートの12回目です。これから、学芸員として、あるいは市民として博物館と関わることで、博物館がどう変わって欲しいかを聞きました。
 「あなたが博物館運営に参加することで、博物館をどう変えたいか?-これからの博物館-」(7/11出題分・回答50音順)

・一応順路はあるが、もう一度見たいものがあれば、すぐもう一度見に行けるような、わりと通路が広い展示をする。
・一番お金のかかる輸送費がなんとかなればいいと思う。
・イベントが増えるように変える(いろんな人がいろんなことを実体験できるようなワークショップを増やす)。
・大勢の人が興味を持って来館できるようにする。
・海外の方や体が自由に動かせない方達が参加できる博物館になってほしい。
・気軽に来られるような博物館にしたい。
・気軽に見に来られるような博物館にしたい。パンフレットも何種類か用意してみたり、若者向けとかでざっくり解説とか、まんが風にしたら理解しやすいかも。
・興味を持ちやすくする。
・自分から進んで参加したいと思えるような博物館。
・ただ展示するだけでなく、親子がふれあえるようなものを増やす。小さい子を連れていても気軽に入れるような博物館がいい。
・だれでも興味を持ちやすいようになっていってほしい。
・誰もが気軽に利用できるような施設に。
・地域と連携したまちづくりにつながる博物館であること。
・展示で見た資料を実際に作ったり、現地に見に行ったり、体験できる機会を多く持つ博物館。
・展示物を見やすくし、できる限り講演会などをひらく。
・「博物館」で思い出話が語れるような博物館。「あんな展示したよねー」とか「大変だったけど、面白かったねー」とか。
・「博物館」というかたくるしいイメージを取り除く。
・博物館に来る人が何度見てもあきないような博物館にしたい。

・博物館を変えるには展示などを考えなければならない。その地域の遺産や遺物、物を置くことによって、未来につなぐ可能性を高める博物館にしたい。目玉となる物をアピールして、お客さんが興味を持ってきてくれる、望ましい博物館に変えたいと思います。
・バリアフリー化であまり重視されていない発達障害者の人でも利用しやすい展示を作りたい(ADHD、アスペルガーなどを想定)。例)①展示会場の中に休憩スペースをいくつも作る。②同じ情報を音声や映像など複数のメディアで提示することで理解の補助を行う。③ロッカーの鍵をなくしやすいのでダイヤル式のロッカー設置、などなど。
・バリアフリー化や、障害のある人でも利用しやすいようになればいいと思います。

・もっと学校と積極的に関わって知識を増やす手伝いをしたいです。
・来館者の目線になって、展示以外の場所も利用しやすいようになってほしい。

 受講生たちの博物館への現状評価は、これら意見を逆にみることにより得られます。堅苦しく、気軽に利用できず、一度見れば飽きてしまい、来館者目線でなく、ハード・ソフト面でのバリアフリーが不十分である、と。
 厳しい評価でしょうか?あるいは偏った評価でしょうか?。いえ、総体として博物館を見た時、まさしくこうした現状評価は、施設ごとに差はあっても、当を得ているとものと私も思います。
 博物館の現場では、それぞれの施設や組織の事情で、足りないこと、至らないことが発生します。足りていないことを自覚してさえいればさまざまなカバーの仕方がありますが、足りていない現状を自己肯定したり他者に責任転嫁してしまうと、上述のダメ博物館がダメのまま固定化されてしまいます。
 ミュージアムは誰のためのものかという原点に常に立ち返りながら、多くの市民(民衆)が気軽に参加できる、本来あるべき理想的な「これからの博物館」への転換を、追求していかねばなりません。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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