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読書記録(2011年7月分)

備忘のための読書記録、2011年7月分。論文は除く。発行年月日は初版のもの。

井上寛司『「神道」の虚像と実像』(講談社、2011年6月)
 「今日の日本を特徴づける、国民の圧倒的多数が「無宗教」を唱える「融通無碍な多神教」という特異な宗教の基本骨格は、直接的には、この強権的な「国家神道」の成立によってもたらされたものだったのである」(192ページ)。
高橋源一郎・内田樹選『嘘みたいな本当の話-[日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト』(イースト・プレス、2011年6月)
 「(内田)強烈な経験というのは、必ずどこかで物語的に回収しなきゃ人間は生きていけない。」(316ページ)。
伊東史朗編『松尾大社の神影』(松尾大社、2011年6月)
 「当社三神像に見られる実人を写したかのような現実感は、岡直己氏も述べたように、一族の祖先について想定される顔貌だからではないか。概念的な顔つきの東寺八幡神像や畏怖を感じさせる御調八幡宮女神像に比し、親しみを持って日々あがめる遠い祖先との違いである。前述した和歌山・熊野速玉社三神像がそうであったように、神話的な神格であるのと並行して、より古い時代の一族の記憶が掘り起こされている。八幡神とは異なる祖神の姿は、このようにして成立した」(80ページ)。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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