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玉稿拝受(2011年10月6日、神護寺薬師ほか)



「八幡神の要求に応えて、清麻呂が建てた寺が神願寺であった。この八幡神の要求は、実は「仏力をもって神威を増す」という神仏習合の一類型として理解されるものであり、まさに神威を増すための仏としてつくられたのが本像であった。すなわち本像は、平安時代初期における神仏習合の一つのあり方を示す貴重な作例として、位置づけ直されるべきものである。」(131-132頁)

皿井舞「神護寺薬師如来像の史的考察」(『美術研究』403、2011年3月)

「本稿は、神光院薬師如来像の基礎データを提示し、あわせて、上賀茂社伝来の本像が、賀茂大神のために建てられた岡本堂にあったものである蓋然性が高いことに論及した。これがみとめられるならば、本像は、平安時代前期における基準的作例の一つとなり、また神仏習合による造像の具体的なありようを示す遺品として、きわめて重要な意味をもつこととなる。」(250頁)

皿井舞「研究資料 京都・神光院藏 木造薬師如来立像」(『美術研究』404、2011年8月)
ありがとうございました。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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