観仏三昧的生活のこぼれ話とミュージアムや文化財に関するトピックス。
清水紀枝「半跏思惟形の如意輪観音像の成立をめぐって-醍醐寺との関わりを中心に-」(『美術史研究』46、2008・12)すなわち12世紀後半、聖徳太子ゆかりの寺院への新出をはかっていた真言宗の意図と、太子および如意輪観音の功徳により王権を護持したいという後白河院の思いが一致し、半跏思惟形の如意輪観音像の成立へと結びついたのではないだろうか。(清水2010、344頁)
Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。
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