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展覧会・文化財を見てきました(2011年11月19日、祇園南海)

和歌山市立博物館
・特別展 祇園南海とその時代
(10月22日~11月27日)
 日本文人画の祖と称される祇園南海の書画を集める、25年ぶりの特別展。若年のころから漢詩の才能が抜群で、書に堪能で、画をよくし、紀州藩に仕える儒家であり、まさしく文人の鑑。従来より知られた代表作を追跡して集めるとともに、新出資料も多数あって、祇園南海研究が高い水準で前進した。南海が所持し、跋文を記している伝唐寅筆山水図巻(個人蔵)とともに、その図様を元に描いた五老峰図(田辺市立美術館)、天台石橋図(個人蔵)と近年見つかった峰下鹿群図(個人蔵)が並び、中国の画譜からの図様摂取のありかたも丁寧に提示され、南海の中国画学習のあり方が具体的に理解できる。展示では新出の最初期のものと見られる墨画(従来認識されていなかった印を南海のものと比定できた)、書の優品も多数並ぶ。関連して柳沢淇園、彭白百川、上野若元、祇園尚濂の画や、唐金梅所宛南海書状なども展示。充実の内容。図録あり(116頁、800円)。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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