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「博物館らしさ」とは何でしょう?

 博物館経営論の講義(帝塚山大学)でのアンケート第4弾。前回「博物館に求めるもの」というアンケートへの回答に「博物館らしからぬもの」という秀逸な回答がありましたので、今回は受講生のみなさんに「博物館らしさとは何か」を聞いてみました。「ネタ」で答えてもいいよーと奨励していますので、ネタ率が高く(かつ長く)なってきています。以下回答の50音順に列記します。

・明るく開放的でだれでも行けること
・一日博物館にいても飽きることなく心が穏やかになる所
・受付嬢(かわいい)
・お堅いところ
・落ち着いた雰囲気
・温故知新(古の心をもっとも簡単に感じられる場所)
・「温故知新」を実行できる場所であること。
・学校では学べない公共の場
・期間限定で特別展示
・教育かつ娯楽の場であること
・暗いイメージ
・国立・国宝・国指定
・個性的な展示物
・寂しい人、今の人生を空しいと思っている人に夢を与えることさ☆
・静か・見ることによって学ぶ・かたい・利用者は中高年・少し田舎に多い・貴重なものを展示。
・市民に博物館の収集した収蔵品・知識を提供しようとする姿勢
・宗教を超えた感動を与えること。
・収集・保管・展示がきっちり循環していること
・紳士淑女の社交場・大人の学舎
・説明するのに時間がかかる。
・存在感のある館長・ナイトミュージアム<映画みたいなシチュエーション>、夜中に館内を見回りしていて何者かに襲われ悲鳴とともにその場に倒れるびびり警備員(絶対必要!)・お色気受付嬢・偉そうな専門家・展示物を壊してしまうトラブルメーカー(館長マジギレ)
・建物の重厚さ
・疲れるところ(博物館に行くと、美術館に行くよりも疲れる。でもそれは色々学びたくて吸収しようとしているから)
・どこぞの国みたいに偽りや曲解、パクリがないこと
・何かを教えてくれる
・真面目さ
・モダンな雰囲気、醸し出すオーラ、そして限りないエロス
・らしさってなんだろう。わからないや。だって人間だもの。
・歴史的

 「ネタ」系諸回答が、主題とややずれている感じで、残念(ただ、どれもが同じようにややずれているのは、不思議)。全体的にポジティブで理想的な博物館像が提示されているのは、講義を重ねた後だからでしょうか。「らしさってなんだろう。わからないや。だって人間だもの。」は、斜に構えていて佳作。
 ちょっと恣意的に抽出すると、お堅く、暗く、真面目で、疲れる場所というイメージを博物館らしさとすれば、「博物館らしからぬ」の方向性はポジティブなイメージです。あれ、じゃあ、ポジティブな回答も、実は博物館らしからぬもののイメージ?なんて、ちょっと自虐的な感想。
 あっ、ネタで出してくれた回答は博物館らしからぬものとして読みかえ可能ですね。出題の仕方が悪かったかもしれません。すいません。

観仏三昧―仏像と文化財の情報ページ―
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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