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玉稿拝受しました(横須賀美術館建設反対運動、中世箱根における温泉と地蔵)


「市長を始め推進派は、議会制民主主義のルールを盾に、「市立美術館の建設」を強行した。基本計画の策定に際して、市民側が十分な点検・意見表明を行うことの必要性が、今後の教訓としては明らかになったと言える。
 美術館における「市民参加」とは、イベントの開催やボランティアの導入という次元を超え、自分たちの税金で美術館を持つのか持たないのか、持つとすればどのような美術館を持ち、いかなる運営をしていくのか、どのような作品を収集・展示するのかを考えていくことにある。」(瀧端2007、55ページ)

1,瀧端真理子「横須賀美術館建設反対運動の主張と波及効果-自治体財政と市民参加の観点から-」(『博物館学雑誌』32巻2号、2007年4月)
2,瀧端真理子「指定管理者制度と情報公開-指定管理者応募書類の情報公開請求を手掛かりとして-」(『日本史研究』591、2011年11月)

箱根においても、人々が堕地獄の恐怖から逃れ、死からの再生を果たす上で温泉の存在がその期待に応えるものであったことは充分想像できる。温泉は、湯治による病からの再生を促しただけでなく、現世において地獄を体験した人々に作善を促し、ひいては往生へ導く唱道の場となった。箱根では温泉の整備が進展するとともに、その信仰的意義も深まり、往生の霊地、地蔵霊験所として発展したのであろう。箱根権現に参詣し、地獄を廻り、地蔵菩薩の霊験を新たにするとともに、そこに湧き出る温泉を通して再生を図る信仰の山が箱根山であった。」(柘植2010-2、238ページ)

1,柘植信行「沢庵宗彭と謡曲『熱海』」(『品川歴史館紀要』25、2010年3月)
2,柘植信行「中世箱根における温泉と地蔵信仰」(日本温泉文化研究会編『湯治の文化誌』論集【温泉学Ⅱ】、岩田書院、2010年6月)

ありがとうございました。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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