「中世海運のうち、太平洋岸における航路での東国と西国との関連、そこに展開された流通や交流の様相をより具体的に示すことが、経済的側面にとどまらず、政治・文化的交流の基盤を明らかにし、中世の社会構造解明の一助となることを期している。」(綿貫2008・4頁)
綿貫友子『紀伊水道およびその周縁部における中世海運・流通の研究』(2006(平成18)年度?2007(平成19)年度科学研究費補助金(基盤研究(C))研究成果報告書・2008年3月)
ありがとうございました。海のルートによる文化の伝播を考える上での基礎的作業で大変に参考になります。紀伊国内において海運によって仏像が移動・流通する事例が若干見いだされておりますので、湊・津をもう少し意識して研究を進めたいと思います。
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