観仏三昧的生活のこぼれ話とミュージアムや文化財に関するトピックス。
大河内智之「神仏を融け合わす熊野の自然と風土」・「参詣者を惹きつけた熊野三山の魅力」・「熊野信仰を日本中に広めたツール」(『週刊日本の世界遺産&暫定リスト 紀伊山地の霊場1』(朝日新聞出版、2012・5・27))「二〇一一年九月に発生した台風12号により起きた洪水は、熊野川、那智川の流域で多くの集落を呑み込む空前の被害となり、熊野の景観にも大きな影響を及ぼした。
熊野の文化的景観は、雄大な自然を畏れ、祀り、共生する中で、人と自然がともに織りなし築きあげられてきたものである。時に自然の荒々しさ、厳しさに翻弄されながら、そうした試練を受け止めてきた熊野の歴史を振り返り、確かな復興への道を歩んでいかねばならない。」(「参詣者を惹きつけた熊野三山の魅力」、18ページ)
Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。
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