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アンケート:学芸員が倫理的にするべきこと

 帝塚山大学博物館経営論の受講生へのアンケート、2012年度第7回目。「学芸員が倫理的にするべきこと」です。前回が「やっちゃだめなこと」でしたので、建設的に今回はこのお題です。回答の50音順に示します。

・あらゆる苦労を惜しまず、自分の立場に恥じない学芸員になるように努力すること。
・継続的に学習し、他の博物館等にも行って勉強する。
・質問には懇切丁寧に答えること。困っているなと思ったら、頃合いをみて手助けする。
・収蔵品の正しい情報を伝えること。
・収蔵品を大切に扱うこと。
・情報を共有すること。資料を見つけ、保存し、展示発表し、一般の人にもわかりやすく開示し、より多くの人に知ってもらうことは不可欠です。その上でまた新しいものを“発掘”していく姿勢が必要になっていくのだろうと思います。
・資料には一つ一つに歴史がある。その資料を受け継いでいくことこそ、学芸員の誇りであるように思う。
・正しい情報を発信すること(伝える・教えるなど)。
・他人のアイデアを盗まない。
・展示物の適切な管理。
・どんな人でもわかるような展示や解説文の作成。
・日本の文化、歴史を伝えること。
・入館者に情報を提供すること。情報を求められた場合は特に。
・日々研究をし、知識を深めておくこと。これぐらい知っていたら大丈夫だ、と満足せずに、もっと知って知識を深めようという意識を持っておくべきだと思います。
・来館してくれた人に、展示品についての知識を平等かつ公平に提供すること。
・利用者が博物館に来て良かったと思うような対応。
・利用者に対して敬意を持って接する。
・利用者の質問に答えられる能力を身につけること。

 みなさんの回答から、学芸員の理想的な姿とふるまいが浮かび上がってきます。
 「誇りをもって資料とその歴史を受け継ぎ、日々の研究を通じて知識を深め、利用者に敬意を持って資料の情報を分かりやすく開示して広く共有し、あらゆる苦労を惜しまず、自分の立場に恥じない学芸員になるように努力すること。」
 ミュージアムの現場にいるだれもが納得する、理想的な学芸員像だと思います。みなさん、いい回答をありがとう。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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