葛城市歴史博物館から、企画展「重要文化財 當麻寺縁起絵巻-中巻-」(7/21~8/20)のご案内を頂きましたので、ご紹介します。
奈良国立博物館から100年ぶりの里帰り展として、平成22年からスタートしたこの絵巻展も、今回の「中巻」の公開で、三巻ある絵巻の全巻をご覧いただくことになり、本展がその完結編となります。
さて、絵巻「中巻」の内容ですが、主人公「中将姫」の誕生にまつわる話から始まり、幾多の苦難に遭遇しながらも、ひたすら耐え忍び、ひばり山の奥深くの草庵で母の菩提を弔うため、一心に写経を続けた14歳までのころの話が、絵と詞書により納められています。
製作者は、室町時代後期の絵師土佐光茂と、近衛尚道・稙家・聖護院道増の能筆家たちによる寄合書です。
当代随一の絵師と能筆家達の大和絵と詞書とのコラボレートによる縁起絵巻の傑作を、是非この機会にご観覧ください。
また、今回も巻替えにより、「中巻」全ての内容を、前・後期に分けてご覧いただけるまたとない機会です。
全長22.5m。室町時代の大和絵の一典型と評されています。
企画展「重要文化財 當麻寺縁起絵巻-中巻-」平成24年(2012)7月21日(土)~8月20日(月)。
葛城市歴史博物館(奈良県葛城市忍海250-1、近鉄忍海駅下車3分〉
休館日:火曜日・第2・4水曜日 入館料:200円
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