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アンケート:ミュージアムは誰のためのものか

帝塚山大学博物館経営論の受講生へのアンケート、2012年度第13回目。少し遅くなりましたが、最終回です。お題は「ミュージアムは誰のためのものか」です。(回答50音順)

・「今を生きる人、未来に生きる人たちのもの」。ミュージアムは過去のことを知ることができる場の一つだと思います。昔の人がどのような技術を持っていたのか、どのように生活していたのか・・など。それらを知る機会を与えてくれるのは「ミュージアム」だと思います。また、未来にも伝えていくことが出来る場所がミュージアムだと思います。半年間、楽しい講義をありがとうございました!
・過去の偉人たちの思いを受け継ごうとする人達のもの。
・基本的に誰のためという特定の人物は存在しないと思う。人類の歴史は、これからの時代にとって、いつか振り返らなければならないものが多い。そのために残しておくべきである。強いて言えば今生きている人々のためのもの。
・自己的に学びたい(生涯学習)と思う人のための学びの場所。
・市民のためのもの。ミュージアムを必要としている人のためのもの。毎回のアンケートで、改めて博物館について考え、見つめ直す良い機会になりました。ありがとうございました。
・そのミュージアムにかかわる全ての人のもの。
・誰のためにあるのか難しいところですが、入場した人が役に立ったと思えばそうだと思うし、学芸員が収蔵品に新しい発見をみつけることができる場だと思います。
・博物館などを利用したいと思っている人全てのモノだと思う。
・博物館を必要としている人や子供たちの学習のためにあるものだと思う。
・「人」のためのものだと思う。この「人」というのは老若男女や言葉の壁にとどまらない。また、過去(作った人など)や未来の区別もない、「人」のためだと思う。
・僕にとって、ミュージアムというのは誰のためのものでも無いと思います。ミュージアムはただ単純に人のために存在するものではなく、人々が使用した道具でも、その人が考えて造ったものでも、それをどのように使用し、どういう思いや魂を込めて作ったり、使用したかを見てもらうためでもあり、知ってもらうためだと思います。
・皆のためのものであると思います。知的探求心のある人のためにあってほしいです。
・ミュージアムに行き教養を高め、人生の糧にしようと考える人々のため。
・ミュージアムに関わる人たちのものだと思います。
・ミュージアムは、障害のある人ない人全ての人のものだと思います。
・ミュージアムは、人種、性別、年齢のしばりなく全ての人のためにあると、私も思います。自分たちでつくったマイミュージアムギャラリーという、今までにない経験をしたのが、大きな要因です。充実した時間を過ごさせて頂きました。半期間、ありがとうございました。
・ミュージアムは、誰もが楽しくなって学べる所だと思う。また、障害者の人も普通の人も関係なしで博物館に行って楽しめたらいいと思う。
・未来の子供たちへの遺産。
・みんなのもの。利用者側のものでもあり、学芸員(提供する)側のものでもあると思います。
・利用したいと思う人のためのもの。
・利用したい人、伝えたい人のものだと思います。
・歴史上の人を含め関わった全ての人。

ミュージアムは、「知」をストックし、翻訳し、研究し、提示し、活用し、展開し、連携していく拠点。「知」のストックを「博物館行き」と揶揄されることがあったとしても、そのストックこそが未来のミュージアムの基盤となります。
 「博物館行き」ならぬ、「博物館発」の情報を生き生きと発信することで、人とモノ(モノそのもの、モノの情報)をつなぎ、そしてその「モノ」を保存しつつ活用(展示や情報化による共有)する拠点としての場(ミュージアム)ともつないでいくことができるでしょう。
 物質性を持った「モノ」をストックすることで、バーチャルではない、リアルな基準点となる「知」をだれもが共有しうるところにミュージアムの必然性があり、かけがえのなさがあります。そうして博物館資料を通じて、私を見つめ、他者を見つめる場こそが博物館です。
 ミュージアムはだれのためのものか。過去の人、現在の人、未来の人、全ての人のためのものと思います。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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