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展覧会・文化財を見てきました(長浜城歴史博物館「湖北の観音」

9月9日
長浜市長浜城歴史博物館
・特別展 湖北の観音-信仰文化の底流をさぐる-

(9月7日~10月14日)
 2010年、伊香郡高月町や木之本町など6町が新たに編入された長浜市。市域の寺院や堂舎に所在するさまざまな観音菩薩像を、長浜城歴史博物館と高月観音の里歴史民俗資料館の2会場で集約して展示(ただし長浜会場9/7~10/14、高月会場9/12~10/21)。赤後寺菩薩形立像(9c、重文)、来現寺聖観音立像(10c、重文)、充満寺十一面観音立像(10c、重文)といった南都や比叡山の影響によって造像された等身大の優品とともに、田中自治会、夫馬自治会、川並自治会、西山自治会など、村落単位で造像され継承された平安後期の観音像などに大きくスポットをあて、地域社会が大切に仏像を守り伝えてきた歴史の蓄積にまで視野を広げる。
 全6章の展示構成上、導入部分に相当する「1、湖北の観音信仰と己高山」(己高山縁起など古文書や版木による展示)が3階、2章・3章を主体とする仏像群の展示が2階に別れたり、同じ章の資料が2階・3階に分散するるなど、章立てと展示の導線には混乱があるが、城型の資料館という構造上の問題で、鑑賞上は特に違和感はない。
 会期前のため高月会場の展示を鑑賞できず残念だったが、同一の自治体内の展示施設が連携して、地域史を掘り起こす大規模な展示を構築するあり方はとても重要で、今後の展開も期待したい。2つの会場の出陳資料を全て掲載した図録あり(B5版、166ページ、1800円)。

竹生島宝厳寺
 長浜港から乗船して竹生島へ。本堂参拝し、子に朱印帳を購入して朱印を捺してもらう。スタンプ集めのノリで寺巡りに付き合わせる算段。宝物殿では「江・浅井三姉妹心の源流-浅井氏の竹生島信仰と秀吉の大望-」のテーマで展示中。浅井寿松奉納の弁才天坐像(永禄9年)、院派仏師の宝冠釈迦如来坐像(南北朝時代)など拝観。塔頭月定院内では、浅井久政奉納の弁才天坐像(永禄8年)を公開中。唐門(国宝)、観音堂(重文)、都久夫須麻神社本殿(国宝)も拝観し、子にかわらけを投げさせ、かき氷食べさせて、あっという間に乗船時間。満喫。
 帰り際、彦根城へ立ち寄り、夕方近くなので博物館はあきらめて登城。さすがにひこにゃんはいないや。そういえば長浜城では「しまさこにゃん」グッズを販売してた(島左近って認知度どれくらいなんだろう)。強引だけど、楽しい。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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