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展覧会・文化財を見てきました(国立民族学博物館「記憶をつなぐ-津波災害と文化遺産」)

11月24日
国立民族学博物館
・企画展 記憶をつなぐ-津波災害と文化遺産-
(9月27日~11月27日)

 東日本大震災によって、甚大な被害を被った有形・無形の文化財をいかに後世に伝えるかという喫緊の課題に対し、特に祭や芸能の復興に着目して、それらが被災地域の共同体における紐帯となっている実際を伝える。また人間文化研究機構による文化財レスキューの活動報告も行う。
 芸能関係資料として、岩手県大船渡市笹崎鹿踊、釜石市虎舞、下閉伊郡普代村鵜鳥神楽の所用具などが展示され、震災後に行われたそれら各芸能の様子を、映像でも展示。2011年6月に被災甚大な大船渡市内で行われた笹崎鹿踊の鎮魂の踊りに、自然と涙こぼれる。
 ほか、釜石市鵜住居町の鵜住居神社観音堂に安置され、津波被災した後、救出、修復された、永正7年(1510)銘の十一面観音立像、江戸期の千手観音坐像、不動明王二童子像を展示。十一面観音は行者系の彫像で、岩手県内で二番目に古い紀年銘像とのこと。
 図録のかわりに、多数の研究者の論文を集めた、展覧会名と同名の書籍を発行。国立民族学博物館編(編者日高真吾)『記憶をつなぐ-津波災害と文化遺産-』(財団法人千里文化財団、2012・9)。A5版、186ページ、1500円。 
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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