FC2ブログ

Entries

展覧会・文化財を見てきました(正木美術館「東西春淡々」)

5月6日
正木美術館
・特別展 東西春淡々
(4月6日~6月23日)

 タイトルは春がすみずみまで行き渡ってるの意で、そうしたテーマのもと正木美術館のコレクションをお蔵出し。前期(~5/12)の核は、小野道風筆三体白氏詩巻(国宝)。東風の楷書・行書・草書の筆跡を追い、心震える。名筆には神が宿ってる。
 仏教美術も多数出陳。飛鳥時代後期の銅造半跏思惟像(観音菩薩坐像)や中国・朝鮮半島の仏像、奈良時代の押出仏、誕生釈迦仏も。北周・保定4年(564)銘を有する仏三尊像は、大きな火焔光背に三尊像を配した一光三尊像形式で、やや丸みを帯びた体型、長く太い首など時代の特徴が明瞭。隋・大業10年(614)銘仏三尊像のより自然な立体表現と、北魏仏三尊碑像の正面鑑賞性の強い古様な表現と比べながら、鑑賞。
 須田悦弘氏の作品である「菫(すみれ)」「雑草」が、そうした作品の間に配置される。植物の小さな芽吹きを木彫彩色であらわしたもので、茶席の畳にぽつりと若葉を芽吹かせる作品。えっ?木彫なの?と驚く細密さ。こういう格好いい展示、憧れるけど、不粋な自分には無理~。図録なし。 
スポンサーサイト



この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kanbutuzanmai.blog66.fc2.com/tb.php/615-76582f3d

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

月別アーカイブ

ブログ内検索