Entries

アンケート「美術館・博物館では静かでないといけない?」

去年、ツイッターで博物館での静寂問題についてつぶやき、結構な反響があって、いろいろな考えに接することができました。その一連のツイートは、「博物館は静寂でないといけない?」というテーマでまとめています。
togetter「博物館は静寂でないといけない?」
ふと思い出して、帝塚山大学博物館経営論の授業で実施しているアンケートで、受講生たちに「博物館・美術館は静かでないといけない?」を聞いてみました(回答50音順)。

◎静かであるべき派
・静かでないといけないと思います。美術館はお金を払って展示を見に来ていて、他の人もたくさんいるし、邪魔になるような大きさで話すのはいけないと思います。しかし小声で説明程度なら問題ないとは思います。
・静かでないといけないと思う。理由は、うるさいと集中して作品を見れないから。
・展示物について話し合いをするのは構わない。ただし関係ない話はやめてほしい。
・美術館などは絵を見るのに集中するのでうるさいと気が散ります。なので当然では。
・私は博物館は静かにすべきと考えます。理由は博物館は展示場ではなく、資料の保存という機能を有した場であるからです。何でもOKにして騒いでも良いことにしてしまうと、資料を傷めてしまう事が起こりえる気がします。
・私は、博物館・美術館は静かでないといけないと思う。やはり落ち着いた空間で物をみることによって、真剣に見ることができるからです。自分の世界で見るためには静かにしないといけないといけないと思いますが、こそこそっと話すくらいならいいと思います。

◎静かでなくてもよい派
・行きやすい場所にするためには、話をしても良いようにしたほうがいいと思う。
・うるさくなければ、静かである必要はないと思う。作品等に対する感想とかを当人・家族と話し合うことすら禁止するなら、展覧会をする意味がない。
・大声はいけないけど、普通に話す分にはいいと思う。でも、みんなが一斉に話すと、それが大きくなるから、難しいと思う。
・静かでないといけないとは思わない。それは、その資料に対しての感想などは、大切だと思うから。
・静かでなくていいと思います。ミュージアムは誰のためにあるのかを考えたら、いいと思う。
・静かにしなくてもよいと思う。小さい子どもとかはどうしても騒いでしまうし、静かすぎると楽しめないと思う。
・展覧会に関する話をしているのなら、静かでなくていいと思います。一緒に行った人とその場で意見交換できることは、より展覧会を面白くできると思います。
・普通の声の大きさで話せるぐらいの博物館が行って楽しいと思う。
・別に静かでなくていいと思う。展示品を見て、感動を言葉で表現してもらった方が、博物館側も「評価してもらった」と感じられると思う。」
・私は静かでなくてもいいと思います。博物館で作品などを見て、他の人と作品について思ったことを話し合ったり、解説を聞いたりすることは重要であると考えるからです。

◎どちらでもない派
・その展示の企画によって、静かにするかしないかでいいと思う。

いろいろな意見があって、とても健全ですね。他の人に迷惑をかけない程度に、でも展覧会に関する内容は話したい/話していてもよい、という意見が多いようですが、集中のために静寂空間を求める意見もあります。一番最後の「展示の企画によって、静かにするかしないかでいいと思う」は、ごもっとも!
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kanbutuzanmai.blog66.fc2.com/tb.php/620-3f820af8

トラックバック

コメント

[C247] うるさい博物館

ここ5年くらい、県博の展覧会は皆勤です。お世話になってます(^^ゞ

世間一般の受容度も変ってきてるんでしょうね。今では、映画館で上映の最初から最後まで(さすがに大声の人はいませんが)喋り続けというのも珍しくありませんし。

お客さんの話し声よりも館側のAV資料利用による「騒音」のほうが気になるなぁ…。県博の展示場にあるのはオンデマンドのものなのでいいんですけど、けっこう大音量で流しっぱなしというものも…。映画会等の特別なイベントではない、AV資料の本格的な利用といえばおそらく千里の民博が淵源なんでしょうが、あそこは専用ブースですからね。ワタシなんぞは「博物館はモノと対話する場所」と思ってるので、展示スペースで流しっぱなしはカンベンして欲しい。そういう展覧会では、来館者アンケートに「うるさい」と書きます。たぶん、嫌がられてると思いますが(^o^;

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

月別アーカイブ

ブログ内検索