8月17日
太子町立竹内街道歴史資料館
常設展で、当麻寺の前身寺院と当麻寺縁起に語られる、萬法蔵院伝来の毘沙門天立像を拝観。像高1mほどの、堅実な出来映えを示す12世紀後期の作例。蓋に萬法蔵院と陽鋳した鉄茶釜も展示。当地は、二上山をはさんだ、当麻寺の反対側。ほかに西国三十三所の巡礼者に関わる資料として、三十三所観音を納めた笈や、長谷寺僧法住(のち根来寺学頭)が着讃した花山法皇と徳道上人像もあり。
大阪府立近つ飛鳥博物館
企画展 さまざまなお墓-墳墓のうつりかわり-
(7月20日~9月16日)
縄文時代以後の各時代の墳墓の形態や習俗を、考古学的調査の成果をもとに紹介。元興寺の木製納骨塔や、西大寺骨堂(こつんどう)に納められる、木製五輪塔を多数柱に打ち付けた骨堂柱を興味深く鑑賞。企画展内容そのものの図録はないが、内容自体はだいたい重なっている7月20日付け発行の『遺跡が語る 墳墓の歴史』(16ページ、300円)あり。どういった事情があるのか不明ですが、展覧会とは別枠で予算を付けて、継続的に売れるように図ったのかも。そのためか、西大寺骨堂や骨堂柱については掲載しておらず、残念。
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