8月29日
東京国立博物館
特別展 和様の書
(7月13日~9月8日) 唐様に対する「和様」の書について、ことに仮名書きの成立と展開を主軸にしながら、多数の重要作例を集約して提示。冒頭、「書の鑑賞」の章を設けて導入とし展示の意図を示す手法はよく練られている。次々に現れる三跡の真筆を鑑賞しながら、これらが重宝として選択的に残されてきた書の受容史(「三筆」・「三跡」という枠組み設定も含め)について思いを至す。特に小野道風筆の屏風土代(宮内庁三の丸尚蔵館)をじっくりと見る。
高野切第一種~第三種についてよく分かってなかったが、展示で比較しながら見て、お勉強。展示替えで熊野懐紙が一つもなかったのがちょっと残念。図録あり(364ページ、2500円)。
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