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奈良国立博物館特別展「国宝 醍醐寺のすべて-密教のほとけと聖教-」鑑賞記

奈良国立博物館
 特別展 国宝 醍醐寺のすべて-密教のほとけと聖教-
(7月19日~9月15日)
 醍醐寺文書聖教の国宝指定記念として、長年の調査研究の蓄積をもとに醍醐寺史を紐解きながら、伝来した文化財群の特色を紹介する。なによりその聖教群は密教の修法の伝授にあって集積・保存されたアーカイブであり(かつそれ自体が聖性を帯びる)、本展構成も、密教のビジュアルとテクストの丹念な提示による多様な儀礼の場の想起と、王権と強く結びついた護国寺院としての性格を提示することを骨子とする。
 上醍醐薬師堂伝来の薬師如来及び両脇侍像(国宝・10c)、上醍醐五大堂本尊の五大明王像(重文・大威徳明王が10c)、五重塔初重壁画(国宝・10c)といった創建期の資料、絵画では五大尊像(国宝・12~13c)、太元帥法本尊像(重文・14c)、善女龍王像(13c)など重要な修法本尊像と多種多様な白描図像、そして建久3年(1192)快慶作弥勒菩薩坐像(重文)など輸送に神経の使う資料も果敢に並べ、壮観。図録あり(328頁、2500円)。
 彫刻資料については、醍醐寺宝聚院(霊宝館)の展示「醍醐寺を守る仏像たち」(7月19日~9月15日)でも多数展示公開中。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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