MIHO MUSEUM
特別展 獅子と狛犬-神獣が来たはるかな道-
(9月2日~12月14日) ギリシャからオリエントへ展開した獅子表象の諸相を資料でたどり、日本の獅子・狛犬のルーツを探る。獅子が力の象徴(狩るもの/狩られるもの)であって守護獣としての役割が充てられたこと、狛犬は角のある聖獣グリフィンがルーツであるとする。展示替えで一度には見られないが、手向山八幡宮狛犬、御調八幡宮狛犬、丹生都比売神社狛犬、法隆寺獅子頭、岡山・熊野神社石造狛犬など、様々な制作時期の獅子・狛犬の代表作例のほか、地元滋賀県の資料を丹念に拾い、また東北地方の作例にも目配りして、細やかに資料を集める。獅子・狛犬をダイナミックな東西交流の視点から位置付け、全国の作例を集約して比較/鑑賞する内容は、獅子・狛犬展示の到達点といえる。充実。図録あり(301ページ、2916円)。
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