奈良県立美術館
特別展 語り継ぐココロとコトバ 大古事記展-五感で味わう、愛と創造の物語-
(10月18日~12月14日) 奈良県が取り組んできた「記紀・万葉プロジェクト」による、古事記の世界観の魅力を文化財・美術作品で伝える内容。初公開の丹生川上神社の神像群、狭川両西敬神講の翁面をじっくり鑑賞。ありがたい。全体としては、神話の物語性を味わった先に、神話に語られたこと(及び語られなかったこと)を通じて見える古代史の実像をもっと見たかったところ。現代作家の作品も、神話イメージの再生産(あるいは消費)に留まったか。図録あり(120ページ、1600円)。
開館直後に入館し、ばたばたと鑑賞して、東大寺へ急ぎ、密教図像学会の大会に参加。若手研究者の方々の緻密な議論に接し、自分の報告内容のおおざっぱさを恥じて鬱々と帰る。
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