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玉稿頂戴しました(20080624)


「このように六観音に入れられる諸観音の修法は、中には極楽往生・罪障消滅なども見られるが、多くは現世利益を中心としたものであり、罪障消滅は悪趣からの済度であって、六道衆生の済度と言っても、一切衆生の言い替えに過ぎず、「往生要集」的厭離穢土観を見いだす事は難しい。」(苫米地2007、378頁)
苫米地誠一「六字経法と密教の六観音―六観音信仰の成立をめぐって(2)―」(加藤精一博士古希記念論文集『真言密教と日本文化』、東陽堂、2007・12)
 あわせて、川崎大師教学研究所束草集研究会「『束草集』訳註研究(二)」(『佛教文化論集』10、2007・12)も頂戴しました。六観音信仰が本質的には六道信仰とは隔たりがあるということをご教示頂きました。これまで意識していませんでしたが、確かに、例えば法華経の観音救済譚と個別の観音(例えば血盆経の如意輪観音)の救済譚があったとき、きちんとその位相の違いを捉えておかねばならなかったなあと、勉強になりました。束草集訳註、大変参考になります。ありがとうございました。

観仏三昧―仏像と文化財の情報ページ―
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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