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法隆寺大法蔵殿「法隆寺秘宝展-至宝の世界-」鑑賞記。

法隆寺大法蔵殿
 法隆寺秘宝展-至宝の世界-
(3月20日~6月30日)

 春秋恒例の法隆寺秘宝展。伎楽面太狐父(重文・奈良時代)、厨子入阿弥陀三尊及び二比丘像セン仏(重文・飛鳥時代)のほか、銅板鋳出三尊像(飛鳥時代)、五重塔伏鉢(奈良or平安後期)、鳳凰文浮彫光背(飛鳥時代)などは法隆寺でなければ全部指定物件。平安仏画の優品である星曼荼羅(重文)のほか、南都の地域性を反映して、春日曼荼羅(鎌倉時代)、明恵所持の伝承を持つ春日鹿曼荼羅(南北朝時代)、赤童子像(室町時代)、長谷寺式十一面観音像(室町時代)などを出陳。重要文化財の五尊像(鎌倉時代)は、円相の中の金剛界大日如来像を中心に、やはり円相内に配された弥勒菩薩像と六臂如意輪観音像を上部左右に並べ、下部左右に牀座に座る聖徳太子像(塵尾と柄香炉を持ち左足を垂下する)と弘法大師像を並べる特殊なもの。聖徳太子を観音・弥勒の化身とする信仰と、聖徳太子が弘法大師の前世であったとする信仰が融合した特殊な別尊曼荼羅で、法隆寺の密教を象徴する作例。彫刻では、龍王立像(重文・鎌倉時代)、不動明王二童子立像(平安時代・南北朝時代)、大正10年(1921)の聖徳太子1300年遠忌法要の際に作製された八部衆面(高村光雲、平櫛田中、山崎朝雲ほか作)も。眼福。出陳資料目録あり。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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