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高野山霊宝館「宥快・長覚没後600年記念 宝寿院の名宝」鑑賞記

高野山霊宝館
 企画展 宥快・長覚没後600年記念 宝寿院の名宝 
(前期10月3日~11月23日・後期11月28日~1月11日)
 南北朝~室町時代における高野山教学興隆の中心人物であった、宝性院宥快(宝門)と無量寿院長覚(寿門)の没後600年企画として、明治時代に宝性院と無量寿院が合併した宝寿院伝来の名宝を展観。国宝・文館詞林残巻(唐時代・前期)、重文・文殊菩薩像(鎌倉時代・前期)、重文・六字尊像(鎌倉時代・後期)、重文・決定往生集(平安時代・前期)、重文・日本法華験記上(平安時代・後期)、重文・金銅三鈷杵(伝覚鑁所持、平安時代)のほか、至徳元年(1384)祐円作の重文・地蔵菩薩像(前期)は、流れ落ちる滝を配した山水の中に地蔵が坐す、彩色と截金が鮮やかな南北朝時代の重要な基準作例。裏面に紀年銘とともに導師宥快、念誦僧宥信・尊宥・宗有の名が記され、宥快開眼の尊像とわかる。見る機会の少ない宥快・長覚の肖像(絵・彫刻)を拝観。宥快像は右手に紙に包んだ棒状の持物を持つが、その中身は独鈷杵とされるが不明とのことで、事相家の特殊な思想があることをしのばせる。図録なし。
 霊宝館拝観のあと、久しぶりに奥之院を歩く。ぐっと冷え込むなか、廟所参拝して、子の成長を願って護摩木奉納。南無大師遍照金剛~。
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大河内智之

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「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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