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法界寺秘仏本尊開帳と恵福寺、平等院

法界寺・恵福寺
 平成28年度春期京都非公開文化財特別公開
(4月29日~5月8日)

 法界寺境内薬師堂安置の秘仏本尊薬師如来像(重文)の御開帳に馳せ参じる。永承6年(1051)同寺創建時の像。厨子左側面扉のみの開放で正面からは拝せないものの、着衣部に施された精緻な截金文様は十分確認できる。脇侍の二菩薩は鎌倉時代。同堂内の十二神将立像(重文)と同時期のもののよう。阿弥陀堂も久しぶりに拝観。恵福寺は本堂内の平安時代後期の丈六地蔵菩薩坐像と、かつて子院に安置された仏像群の公開。
 拝観後、山へ分け入り、鴨長明方丈石見学。傍らに明和9年(1772)の「長明方丈石」碑あり。撰文は儒者巌垣彦明、書は岡部長啓。この両人の撰・書による「妓王妓女仏刀自之旧跡」碑が祇王寺にあるもよう。名所旧跡復興運動の痕跡。日野地区の産土社萱尾神社も参拝。本殿は慶安5年(1652)建立。京都市指定。

平等院ミュージアム鳳翔館
 特別展 伝帝釈天立像台座四天王像初公開 平等院の護法神-すがたを変えたほとけたち-
(3月26日~6月12日)

 伝帝釈天立像(平安時代)の台座四隅に立つ中世の神将形像に着目して公開。4躯のうち1躯は江戸時代。本来四天王でなく、十二神将などを転用した可能性を指摘。ほか、観音堂厨子扉絵二天像(木村徳応筆)など。鳳凰堂内拝観は行列で諦める。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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