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和泉市いずみの国歴史館「和泉市の至寶-集結!いずみの国の指定文化財-」鑑賞記

9月18日
和泉市いずみの国歴史館
 特別展 和泉市の至寶-集結!いずみの国の指定文化財-
(8月28日~10月2日)

 市制施行60周年・市文化財保護条例施行20周年として、市域に所在する国・府・市の指定文化財を集める。観福寺弥勒菩薩坐像は後補部材が多く(鎌倉時代に大修理されたか)当初部分は頭体の根幹部のみだが、乾漆を併用すること、耳の形状など、随所に古様をみせる。展示では奈良時代とするが、平安初期まで幅を見たい。施福寺大日如来坐像は9世紀半ば、施福寺地蔵菩薩立像は精緻な截金文様が配された洗練された院政期彫像。羅漢寺大日如来坐像は鎌倉時代前期の作例で鬢髪(びんぱつ)を銅製とする特殊な技法を用いる。ほか仏画では松尾寺の孔雀経曼荼羅(鎌倉時代)、役行者像(鎌倉時代)、真言八祖像(鎌倉~南北朝時代)、古文書では松尾寺文書、黒鳥村中世文書、和泉市旧町村役場公文書など。展示キャプションは名称・所蔵者・時代のみで解説がないのが惜しい。図録(26ページ、300円)には作品解説あり。
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大河内智之

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「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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