「縁城寺も西国巡礼の盛行等、寺院の霊場化の流れに乗り、本尊千手観音の霊験を伝え伽藍の復興に結びつけていたと考えられます。」(小山2008・525(45)頁)
小山元孝「15世紀縁城寺の勧進活動」(『太邇波考古』25・26合併号、2008・6)
両丹考古学研究会『太邇波考古』25・26合併号をご恵贈いただきました。縁起が持つ豊かな世界感を、地域の歴史を眺める資料として積極的に用いるためにも、縁起の再生産が積極的に行われた15?16世紀のさまざまな縁起類を比較検討する作業が必要なのでしょうね。やっている人たぶんいるんでしょうねえ。参詣曼荼羅研究もこの路線で研究が進んでいるように思いますし。
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