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永青文庫「細川家と天下泰平」、慶應義塾大学図書館「空海と密教の典籍」、神奈川県立金沢文庫「唐物」鑑賞記

12月14日、会議出席のため早朝から東京へ出立し護国寺へ。お昼までで会議が終了したので、永青文庫・斯道文庫・金沢文庫と文庫巡り。

永青文庫
 熊本大学永青文庫研究センター設立10周年記念 細川家と「天下泰平」-関ヶ原からの40年-
(12月9日~1月28日)

 細川家文書を活用して、藤孝・忠興・忠利の細川三代における戦乱から治世への転換期の動向を提示。細川忠興像、細川忠利像や、当主と家臣・家臣団との関わりを示す古文書、島原・天草一揆関係の古文書など、熊本大学永青文庫研究センターにおける着実な研究成果の報告展。慶長10年細川忠利自筆血判起請文(道家伝三郎宛)は那智山の牛王宝印を使用。季刊永青文庫第100号(30ページ、300円)に展示概要あり。平成27年度の「細川家起請文の世界」展の図録がこのたび発行されており(56ページ、1500円)購入。

慶應義塾大学図書館展示室
 センチュリー文化財団寄託品展覧会 空海と密教の典籍
(11月13日~12月15日)

 慶應義塾大学斯道文庫に寄託されるセンチュリー文化財団の資料から、真言密教に関係するものを、中世資料を中心に紹介。南北朝時代の恵果像、室町時代の弘法大師像のほか、弘法大師請来目録(天文4年、高野山往生院二階堂にて書写)、金剛三昧院伝来(か)の秘密曼荼羅十住心論(高野版)、善集院伝来(か)の性霊集(享禄2年、小田原中生院書写)など、高野山関係資料が充実。工芸品では把手の部分に四方に仏面を配した五鈷鈴が珍しいもの。第2会場のアートセンターでの展示は既に会期終了で見逃す。図録あり(26ページ、無料)。

神奈川県立金沢文庫
 特別展 唐物-中生鎌倉文化を彩る海の恩恵-
(11月3日~1月8日)

 鎌倉時代における中国憧憬とその文化の伝播、受容の諸相を、称名寺聖教・金沢文庫文書から浮かび上がらせるとともに、大陸よりもたらされた輸入品である「唐物」を実資料により紹介。称名寺・円覚寺・清浄光寺・神奈川歴博の青磁群(南宋~元)、清雲寺観音菩薩坐像(南宋)、泉涌寺月蓋長者立像・韋駄天立像(南宋)、称名寺陸信忠筆十王図(元)、建長寺白衣観音像(元)、円覚寺五百羅漢像(元)など。もう一つのテーマとして、入唐僧恵蕚(えがく)と普陀山に注目。恵蕚書写本により校正された金沢文庫旧蔵白氏文集(三井記念文庫美術館蔵)を示しつつ、恵蕚が創始した聖地普陀山と東アジアに広汎に展開した普陀山観音の伝播という観点で、請来観音像を定位する。称名寺伝来の明代の画軸が、まさにその普陀山内(舟山群島龍樹庵)に伝来した普陀山観音像と判明したのも貴重。図録あり(152ページ、1800円)。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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