1月20日、2週間ぶりの休みで、寒さも少しやわらいでいるので、ようやく高野山へ向かう。
高野山霊宝館
密教の美術-霊宝館収蔵宝物お蔵出し!-
(12月9日~4月8日) これまでに展示機会の少なかった資料を中心に公開。初公開の能・狂言面5面は、中将とされる男面の面裏に「真徳院作」と刻銘があり、古沢厳島神社の慶長15年(1610)銘悪尉の作者と同人で貴重な発見。目の見開きの大きい表情など近世能面としての定型化が見られないのも共通。残りの笑尉・万媚・小飛出・見徳(赤鶴作銘あり)は室町時代の制作。万媚とされる若い女面は額が広くて古様。5面が重なって箱に収まっていたとの由。高野山周辺の神社などに伝来したか。ほか戦国~桃山期の在銘鉄製吊灯籠、高屋肖哲など近代期仏画など紹介。護摩灰を型に詰めて作った大師御手形弁才天十五童子像をきちんと江戸時代の資料として位置づけて紹介しているのも誠実。図録なし。
鑑賞後、胡麻豆腐と餡入生麩を買って、高野山御手印縁起の東端ラインをたどって山を降り、帰宅。
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