5月26日、仏像調査のため機材を抱えて名古屋へ。事前事後にいくつか展覧会鑑賞。
名古屋市博物館
企画展 博物館イキ!(4月28日~6月10日)
名古屋市博物館が多く市民の寄附により収蔵してきたコレクションを、集める・調べる・語る・活きるの4章(22節)に分類して紹介する。茶人・森川如春庵のコレクション、横井庄一生活資料、高力猿猴庵の本、伊勢湾台風資料といった作品群のほか、円空作十一面観音立像、名古屋東照宮祭礼図巻、秀吉文書、修理された伊勢参宮図屏風などなど。昨年開館40周年を迎えた同館の、コレクションを核とした多様な博物館活動のあり方を示すことで、博物館の社会的意義を表明する。図録あり(112ページ、900円)。
ヤマザキマザック美術館
尾州徳川の花相撲 帝もサムライも熱中!いとしの植物たち(4月20日~8月26日)
名古屋園芸創業者収集資料である雑花園文庫のさまざまな近世の植物図譜類と、そうした日本の植物図譜を活用して模様が描かれたエミール・ガレのガラス作品を展示し、あわせて現代作家による植物図やアートフラワーで空間を埋める。タイトルは尾張で「花相撲」という行事が行われていたということではなく、江戸時代における花卉への熱狂の比喩表現。図録なし。
蟹江町歴史民俗資料館
企画展 川と水に育まれたまち蟹江(5月12日~7月15日)
水郷のまち蟹江の生業や産業、食文化、文化人を紹介。常設展示の集約版といった内容。当地が黒川紀章の出身地と知る。リーフレットあり。
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