FC2ブログ

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kanbutuzanmai.blog66.fc2.com/tb.php/823-2021c1d0

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

京都文化博物館「古社寺保存法の時代」、奈良国立博物館「新たに修理された文化財」他鑑賞記

1月12日、約1ヶ月ぶりの展覧会鑑賞。

京都文化博物館
 古社寺保存法の時代
(1月5日~3月3日)

 明治時代における文化財保護の黎明を、近世末から近代初頭の古器旧物の把握、臨時全国宝物取調局による監査、古社寺保存法の成立と国宝指定、初期の国宝修理と、先般重要文化財に指定された京都附行政文書などから制度か形成され運用されていく動きを押さえつつ、流れを追って紹介する意欲的な展示。集古十種所収の色々威腹巻(京都府蔵)、森寛斎筆武田信玄蔵模本(京都府蔵、原本成慶院蔵)、美術院が手掛け額装で仕上げられた十六羅漢像(長寿寺蔵)、奈良美術院で記録された紀州新宮速玉神社神像図(奈良国立博物館蔵)、新納忠之助の調査手帳((公財)美術院蔵)などなど。図録あり(56ページ、1300円)。充実のコラム7本(執筆:安江範泰・中野慎之・地主智彦・横内裕人・森道彦)収載、必携。

奈良国立博物館
 特別陳列 おん祭と春日信仰の美術-特集 大宿所-
(12月11日~1月20日)

 恒例のおん祭展。今年は願主人(大和士)が参籠して精進潔斎した大宿所を紹介。春日若宮御祭礼絵巻中巻をながーく展示するなど絵巻を活用して行列の壮麗さを示す。春日曼荼羅、春日本迹曼荼羅、春日地蔵曼荼羅のほか、春日講本尊の春日鹿曼荼羅などずらり。図録あり(64ページ、1500円)。
 
 特集展示 新たに修理された文化財
(12月26日~1月20)日

近年修理を行った収蔵品とその修理内容を公開。絵画・彫刻・工芸・書蹟・考古資料とまんべんなく。現光寺の絹本著色最勝曼荼羅は金光明最勝王経に基づく珍しい仏画。法明寺の木造天部立像は11世紀初めごろの作例で、来館者の寄付金による修理。

 名品展 珠玉の仏教美術【絵画】
(12月11日~1月14日)

 終了間際の絵画の展示に滑り込んで、和歌山・総持寺の釈迦三尊像を鑑賞。明治30年12月28日、古社寺保存法に基づく最初の国宝指定資料の一つ。指定に先だつ宮内省臨時全国宝物取調局の監査(明治21年5月18日、於和歌山城脇岡東館、九鬼隆一・岡倉天心・フェノロサら参加)では陳列品中「最も見事の出来」と評価された。当時は掛軸装で、その後額装に改変。ただし額は失われて本紙周辺の裂もなく画絹も傷む。修理必要。
スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://kanbutuzanmai.blog66.fc2.com/tb.php/823-2021c1d0

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

月別アーカイブ

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。