11月5日
福井県立歴史博物館
特別展 ふくいの鎮守さま-神と真宗道場が織りなす信仰世界-
(10月26日~11月24日) 鎮守の場を規定し構築する信仰の所産を、主に福井県内の神社伝来の神像・本地仏等を集約して紹介。核となる坂井市大湊神社の神像群は、10世紀の雄偉な伊邪奈岐命坐像や男神坐像や、珍しい猿面の男女神坐像(鎌倉)、鎌倉時代の秀麗な女神坐像など多様。また越前町八坂神社からは、著名な十一面を頂く女神坐像のほか、多種多様な男女神像や翁面断片、陵王面、獅子頭断片(鎌倉)、中世の小さな獅子頭(室町)、随分古様で大ぶりな獅子狛犬(鎌倉)など、重要な資料群が出陳。福井市八幡神社の平安時代後期の阿弥陀如来坐像や大日如来坐像などは、現在も古拝殿内に安置される。祈りの場の歴史的推移を復元的に考える上では、こうしたモノ資料のもつ豊饒な情報が極めて重要な手がかりとなることを、体現するような展示。図録あり(124ページ、1200円)。
能生白山神社 福井から、石川・富山を横断し、立山に見守られながら新潟へ。新潟県糸魚川市能生の能生白山神社訪問。永正12年(1515)建立の本殿は修理中。能生の舞楽(重要無形民俗文化財)では、振舞、候礼、童羅利、地久、能抜頭、泰平楽、納曽利、弓法楽、児抜頭、輪歌、陵王、獅子舞の12曲が、中世の舞楽面とともに伝わる。平安後期の観音立像(重文)ほか神仏習合資料も伝来し、境内に収蔵庫兼展示施設あり(事前予約必要)。
スポンサーサイト
- http://kanbutuzanmai.blog66.fc2.com/tb.php/849-d747ed80
トラックバック
コメントの投稿