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静岡県富士山世界遺産センター「富士山の曼荼羅」、富士山かぐや姫ミュージアム「瑞林寺地蔵菩薩坐像と富士市のお地蔵さま」鑑賞記

11月22日
静岡県富士山世界遺産センター
 企画展 富士山の曼荼羅-参詣曼荼羅にみる富士山信仰の世界-
(10月12日~11月24日)

 富士曼荼羅・富士山参詣曼荼羅6幅の複製を並べて富士信仰の諸相を紹介し、あわせて身録曼荼羅(ふじさんミュージアム)なども紹介して、霊山としての富士山の描かれ方を示す。リーフレットあり(A3両面)。多数の映像で富士山の歴史・文化・魅力を紹介する常設展示は、富士登山に擬してぐるぐると螺旋に登る動線で、これもまた富士塚の一つだと感心。神仏分離による富士山下山仏が民間で守られているとのことで、移動する仏像事例として興味深い。

富士山かぐや姫ミュージアム
 秋のテーマ展 瑞林寺地蔵菩薩坐像と富士市のお地蔵さま
(9月28日~12月15日)

 瑞林寺地蔵菩薩坐像の像内銘が見出されて40年。その調査・指定・研究の展開を示しつつ、富士市内の地蔵信仰の分布とともに伝来する仏像等を紹介する。一室に修理前の姿を写している瑞林寺地蔵菩薩坐像の複製を中心に、修理時に取り外した両手部材や元禄9年の福寿山瑞林寺記ほかを並べ、□慶→雲慶→運慶→康慶と推移した40年間の学術調査の流れをパネル化。もう一室に市内各地の地蔵菩薩立像・閻魔王像ほかを展示。仏像は全て江戸時代との評価だが、個性的な風貌で耳の形状が中世風の天澤寺地蔵菩薩立像や、厚く塗り直されているもののやや角張った体型の子安地蔵堂地蔵菩薩坐像は室町時代に遡るかも。リーフレットあり(A3両面)。過去の図録をまとめ買い。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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