11月23日
東京国立博物館
御即位記念特別展 正倉院の世界-皇室がまもり伝えた美-
(10月14日~11月24日) 即位記念の正倉院宝物東京出開張。古代アジア文化の精華が凝縮された正倉院宝物及び東博所蔵法隆寺献納宝物とをコラボレーションさせながら紹介。国家珍宝帳を冒頭に、平螺鈿背八角鏡、鳥毛帖成文書屏風、幡残欠や花氈など多数の染織類、蘭奢待ほかの香木、螺鈿紫檀五弦琵琶、伎楽面、漆胡瓶、白瑠璃碗ほかガラス製品等々が並び、開封時や修理時の記録や古写真も紹介。会場入口に正倉扉(の造作)・海老錠・櫃を配置して「開扉」を、会場出口の鍵をかけた原寸大正倉扉で「閉扉」を示して、会場全体で正倉の開封・宝物開陳・勅封を追体験するよく錬られた空間作り。「正倉院」の守り伝える機能にコミットし、国立博物館らしい文化財保護のスタンスを明確に提示した地に足のついた展示。図録あり(270ページ、2700円)。鑑賞後、文化財活用センターシンポジウム「複製がひらく文化財の未来」に登壇。
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