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高野山霊宝館冬期平常展「密教の美術」鑑賞記

4月12日
高野山霊宝館
 冬期平常展 密教の美術
(1月18日~4月12日)

 コロナ禍で閑散とする高野山に登り霊宝館の冬期展最終日を一人鑑賞。近時修復した資料を紹介。快慶作の執金剛神立像・深沙大将立像の像内納入品の宝篋印陀羅尼は、建久8年(1197)銘で、源阿弥陀仏や名阿弥陀仏の名あり。円通寺の十巻抄(鎌倉時代・重文)、白描不動明王二童子毘沙門天倶利伽羅龍像(鎌倉時代・重文)も修理後初公開。ほか、光台院毘沙門天像(平安時代・重文)のほか、西南院の熊野曼荼羅(南北朝時代)は兵庫・温泉神社と同系統の図像の作例、成福院の春日鹿曼荼羅(室町時代)は鹿の背に載せた鏡面中央に長谷寺式十一面観音が描かれる作例、親王院の三十番神像(南北朝~室町時代)は堅実な出来映えで、五坊寂静院伝来。同院には日蓮(是聖房蓮長)も遊学。彫刻では金剛峯寺の厨子入三宝荒立像が天正17年(1589)木食真山人作の銘が厨子にあり。図録なし。鑑賞後、参拝者の姿の見えないがらんとした壇上伽藍を巡って悪疫悉除を祈念。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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