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高野山霊宝館開館100周年記念大宝蔵展「高野山の名宝 (2期展示)」鑑賞記

高野山霊宝館
 開館100周年記念大宝蔵展 高野山の名宝
(2期:6月8日~8月1日)

 開館100周年記念展の2期目。仏画総入れ替え。紫雲殿正面と左右壁表裏には有志八幡講五大力菩薩像(金剛吼・竜王吼・無畏十力吼、平安時代、国宝)と普賢院五大力菩薩像(雷電吼・無量力吼、鎌倉時代、重文)の、それぞれ本紙縦3mを超える巨幅5幅を配して象徴的な空間を作る。有志八幡講像は東寺伝来、普賢院像は住吉大社伝来。正智院八字文殊菩薩曼荼羅図(鎌倉時代、重文)は構図・描写・梵字の筆致まで全く隙の無い鎌倉時代密教絵画の頂点をなす一作。天変地異の息災修法の本尊。竜光院両界曼荼羅図(鎌倉時代、重文)はあまり見る機会の少ない堅実な作例、金剛峯寺愛染明王像(鎌倉時代、重文)は身色の赤黒い発色が鮮やかな大幅。泉涌寺伝来資料。竜光院の大字法華経(奈良時代)、紫紙金字金光明最勝王経(奈良時代)、細字金光明最勝王経(平安時代)の国宝経典も勢揃い。聾瞽指帰(国宝)、諸尊仏龕(国宝)、八大童子立像(国宝)など通期展示の資料も何度も何度でもじっくり鑑賞。収蔵品図録あり(214頁、4500円)。
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大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

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