「江戸の人々のあいだでは、芦峅寺衆徒によって実際にどのような意識・目的でどのような勧進布教活動が行われていたのか、江戸の人々は立山信仰に具体的に何を願い、期待していたのか、まだまだ筆者の疑問は尽きない。」(福江2008、32頁)
福江充「芦峅寺宝泉坊の江戸での檀那場形成と「立山信仰」の展開(1)」(『富山県[立山博物館]研究紀要』15、2008年5月)
研究紀要15号を頂戴しました。新出の檀那帖の膨大な情報を細密に分析し、江戸における檀那場の復元と信仰の受容の広がりの実態を具体的に明らかにしていく内容、いつもながらのたくさんの表をもとにした実証的な研究手法で感服いたします。ありがとうございました。
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