道成寺
万寿丸生誕七百年祭 秘仏千手観音中開帳
(9月20日~11月28日) 道成寺本堂の背面側に現本尊像と背中合わせに安置される秘仏北向千手の特別開張。昭和62年(1987)、本堂修理に伴い本像を移動する際、像内に朽損した奈良時代の千手観音像部材が多数納入されていることがわかり、その後復元された(現本尊像)。大破した創建期千手観音立像を納入する鞘仏として造像された像高341㎝の巨像で、本堂建立(正平12年[1357]ごろ建立開始、天授3年[1377]に「遷本堂」)と同時期の南北朝時代、14世紀半ば頃の作例。ありがたくご拝観。京都妙満寺から釣鐘(正平14年[1359]の旧鐘銘を写す)が里帰り中(公開期間は11月18日まで)。
拝観後、御坊市民文化会館で「一陽来復祈願能 IN 和歌山御坊」鑑賞。翁と道成寺という豪華な組み合わせ。翁は分林道治、三番三が茂山逸平、頭取大倉源次郎、道成寺シテ片山九郎右衛門、ワキ宝生欣哉、アイ茂山七五三・茂山宗彦。
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