5月28日
奈良県立橿原考古学研究所附属博物館
特別展 神宿る島 宗像・沖ノ島と大和
(4月22日~6月18日) 宗像・沖ノ島祭祀の資料群と大和盆地の祭祀やまじないに関する資料とを対比しその共通性を示すことで、沖ノ島の祭祀が大和王権による海上交通祈念の性格を有することを紹介する。宗像大社の杏葉と藤ノ木古墳の杏葉が並び、かつ藤ノ木古墳資料の出来映えがより優れていることなどモノに雄弁に語らせる。同館でこそ実現できる巨視的かつ意欲的な内容。図録あり(88ページ、900円)。
歴史に憩う橿原市博物館
博学連携企画展 これ、おもろ。知らんけど。
(3月25日~6月18日) 同館が引き受けた博物館実習生による展示。考古資料の魅力を幅広く捉えることを目的に、さまざまな入り口を示して資料への興味を喚起する内容。土器に残る焼成不良の黒い煤染みをゴリラに見立てたり、焼成時の赤飯を夜空の星に見立てたりと、自由な発想で遺物を楽しむ。手作り触図を用意して展示のユニバーサルデザインを目指した点も博物館の先端事例の把握に基づくもので好感。図録なし。
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