8月4日
なら歴史芸術文化村
企画展 すごいぞ!レプリカ-文化財を未来に伝える-
(7月15日~10月15日) 同館が作製・保管する文化財レプリカや模型類を軸に、文化財の維持継承や情報伝達手段などさまざまな場面で活用されるレプリカの多様な目的と可能性を紹介。奈良県立大学地域創造研究センター作製の長谷寺本尊十一面観音立像の全身計測データを元に出力された3Dプリンター製レプリカは(約30分の1ほどの縮尺)、現地では膝上から下が見えないため、その全身像の初めての公開で、同像研究をする研究者として感動のご対面。金峯山寺所蔵の仁王門安置金剛力士像の縮尺模型も3Dプリンター製(東京芸術大学作製)。美術院による修理に際して検討するためのモデルとして作製、活用。会場内では和歌山県立博物館と県立和歌山工業高校他の連携によるお身代わり仏像作製事業を紹介する動画も紹介。展示鑑賞をサポートする『ワークつき!ハンドブック』(A5判、22ページ)を無料配布。会場内掲示のコラムパネルも収載。
8月5日
天理大学天理参考館
インドのヒンドゥー世界
(7月12日~9月4日) 同館に収蔵される世界の民族資料群のなかから、ヒンドゥー教にかかわる資料を集約して紹介。マトゥラー伝来の仏頭(3c)、弥勒菩薩もしくはジナ頭部(2c)、仏坐像(3c)など初期の仏像群から近現代の宗教画や信仰道具まで約50件を展示。10世紀のサプタ・マートリカー(七母神)、13~14世紀のラクシュミーほか時代も地域もさまざまな重要なコレクション。常設展示の北魏の獅子や、興福寺伝来慶長17年(1612)銘獅子優填王絵馬なども見て回る。図録あり18ページ、550円)。
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