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和歌山県立博物館企画展「法燈国師−きのくに禅僧ものがたり−」鑑賞記

9月6日
和歌山県立博物館
 企画展 法燈国師−きのくに禅僧ものがたり− 
(9月2日~10月1日) 

 法燈国師無本覚心とその弟子たち(法燈派)の紀伊国による活動や痕跡を示す、最新の研究成果に基づく多数の新資料を含む54件の文化財を展示公開。法燈国師の展示としては50年ぶり。法燈国師像としては新出の三重・大通寺本(南北朝時代)、興国寺の慶長2年銘版木など。新資料や重要資料はパネルでも紹介。彫像では観福寺二十体羅漢像が、宋代と想定される特徴的な表現の羅漢群像であり注目される。法燈国師が入宋時に入手し、帰国時に風難に遭った際、20人の羅漢により救われたとする伝承あり。担当する坂本亮太氏の科研「鎌倉末~室町期における臨済宗法燈派の動向に関する基礎的研究」の報告書兼図録(96ページ、無料)あり(ただし配布は小部数で館内のみ)。
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大河内智之

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「観仏三昧」の主催者です。
仏像の研究者です。
奈良大学の教員だったりもします。

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