Entries

高野山霊宝館「大宝蔵展 高野山の名宝-平家物語の時代と高野山-」鑑賞記

11月6日、正倉院展にいかなきゃと車を途中まで走らせたものの、疲れているのか、到着してからの行列と人の波を想像して気力減退。急遽行き先変更して高野山に登ることにする。南海高野線が現在不通であるので、山上までの道はバス・車で渋滞発生中。

高野山霊宝館
 第38回高野山大宝蔵展 高野山の名宝-平家物語の時代と高野山-
(10月14日~12月3日)

 平家物語巻一〇「高野巻」にちなんだ関連資料を選んで展示。平清盛発願とされる縦横4mの巨大な両界曼荼羅(血曼荼羅・重文)の原本公開。唐時代の胎蔵界板彫曼荼羅2面(重文)のうち把手を削り取った方の裏面にも清盛や平家一門の名が記される。丹生高野四社明神関連では、問答講本尊の弘法大師・丹生・高野明神像(重文)、天野院主行勝所持と伝わる五鈷杵・三鈷杵(蓮華定院蔵)、行勝弟子貞暁が伽藍御社に奉納した梵字懸仏、そして壇上伽藍不動堂の本尊不動明王坐像(重文)が、運慶作八大童子像の出張中に本館で公開。これも行勝関連資料。ほか後白河法皇御手印起請文(宝簡集巻三三、国宝)、俊乗房重源施置文写(続宝簡集巻八、国宝)など。修理完成した五坊寂静院の不動三童子像(重文)も公開。図録なし。
 阿弥陀聖衆来迎図の大正期模写本と血曼荼羅で構築した立体空間を独り占めして、ヒーリング。胡麻豆腐も買う。

黎明館「かごしまの仏たち」、九博「六郷満山展」「新・桃山展」鑑賞記

11月1日、代休とって、鹿児島・福岡弾丸ツアー。

鹿児島県歴史史料センター黎明館
 企画特別展 かごしまの仏たち―守り伝える祈りの造形―
(9月28日~11月5日)

 廃仏毀釈により大きなダメージを受けながらも、地域の中で守り継がれてきた鹿児島県内の仏像を一所に集めて紹介する。湧水町二渡自治会菩薩半跏像(県指定)は平安時代後期の片足を垂らした菩薩像として貴重な事例。薩摩川内市教育委員会保管の阿弥陀三尊像は鎌倉時代前期ごろの新資料。仏師快成工房作との評価。弘治3年(1557)に深賢快重作の姶良市蔵の釈迦如来坐像や、永正3年(1506)快扶作の地蔵菩薩立像・毘沙門天立像・多聞天立像は、室町時代の在銘の大作。快扶の作例は正面観ではまとまりよいが、側面では立体のつながりに破綻が生じていて、伝統的な仏師集団とは一線を画して村落の需要に応じた造仏僧か。興味深い事例。霧島市松下美術館の漆箔仕上げの男神像や和式の鎧を纏った男神像は、伝来不詳ながら神像研究上注目すべき作例。同館には去年個人的に調査でうかがったが、コレクションにはまだまだ興味深い作例あり。一部でも紹介されてうれしい。展示の最後は新納忠之介関連資料で、鹿児島市立美術館の金剛峯寺八大童子像頭部石膏型などのコレクションを展示。写真パネルも多数用意し、飛鳥時代から近代までの鹿児島県宗教彫刻史を一望する極めて貴重な機会。図録あり(150ページ、1700円)。


九州国立博物館
 大分県国東宇佐 六郷満山展-神と仏と鬼の郷-
(9月13日~11月5日)

 六郷満山開山1300年記念として、大分県六郷満山周辺寺社に伝わる仏像・神像を中心とした文化財を集め、その特徴的な信仰の様相を紹介する。天福寺奥院の多数の仏像群の中から奈良時代造像の可能性のある如来立像と菩薩立像、富貴寺の阿弥陀三尊像、真木大堂不動三尊のうち両脇侍立像、瑠璃光寺阿弥陀如来立像、もと小両子岩屋安置の阿弥陀如来立像、無動寺薬師如来坐像と大きな仏像が文化交流展の展示室のそこかしこに林立。八幡奈多宮の神像群や応保2年(1162)陣道面、富貴寺の久安3年(1147)銘追儺面や菩薩面も仮面研究上、重要な資料。図録あり(112ページ、1500円)。


 特別展 新・桃山展-大航海時代の日本美術-
(10月14日~11月26日)

 桃山時代美術史を、信長・秀吉・家康の治世における諸外国との政治・文化・経済の交流史という観点から構成して作品を集める。東大史料編纂所倭寇図巻、神戸市博聖フランシスコ・ザビエル像、栖雲寺十字架奉持マニ像、三井記念美術館聚楽第図屏風、宮内庁三の丸尚蔵館唐獅子図屏風(狩野永徳)、南蛮人渡来図屏風、高台寺聖母マリア像刺繍壁掛、京都大学総合博物館マリア十五玄義図、メキシコ・ソウマヤ美術館大洪水図屏風、等々、重要作例がてんこ盛り。日本の屏風が直接影響を与えて東南アジアや南アメリカで作られたBIONBOの日本国内での公開が目玉。図録あり(216ページ、2200円)。

和歌山県立紀伊風土記の丘「道が織りなす旅と文化」鑑賞記

10月31日、半日休みとって鑑賞。

和歌山県立紀伊風土記の丘
  特別展 道が織りなす旅と文化
(9月30日~11月26日)

 世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道の資産追加登録を記念して、旅する宗教者を通じて流入し、また伝播した紀伊国の信仰文化の諸相を、民俗学的観点から提示する。熊野信仰の全国への伝播としては、高知県物部村のいざなぎ流の御幣や仮面、愛知県大入花祭の資料や曽川花祭の仮面などを集める。西国巡礼では、三十三度行者の御背板(笈に西国三十三所の本尊像や仏具を入れて祭壇として使用するもの)を集めるほか、粉河寺や道成寺の中世~近世の巡礼札が初公開。江戸時代に作られた迦楼羅尊王のミイラや、稲亭物怪録(広島県立歴史民俗資料館)、化物尽絵巻・百鬼夜行絵巻など妖怪ものもあり。図録あり(124ページ・1500円)。

東京国立博物館「運慶」、東京芸大美術館「素心伝心」、栃木県立博物館「中世宇都宮氏」鑑賞記

東京藝術大学大学美術館
 シルクロード特別企画展 素心伝心-クローン文化財 失われた刻の再生-
(9月23日~10月26日)

 最新技術と手業を組み合わせた芸大製文化財レプリカである「クローン文化財」の展示。法隆寺金堂釈迦三尊像の復元は、三次元計測したデータ(ただし背面側は未計測)をもとに3Dプリンターで出力した原型から蝋型を作成し鋳造する。敦煌莫高窟第57窟やキジル石窟航海者窟の再現や、バーミヤン東大仏仏ガン天上壁画の再現など、精度の高い複製が文化財の維持や継承に活用できる場面は多くあり、まさに制作者養成を行う芸大らしいプロジェクト。特許取得技術との由。和歌山で高校生大学生と文化財レプリカ作りを行っている立場からは、精度の高さを追求していく当然の方向性とともに、手軽に身近に活用できる低コストのレプリカ作成方法の模索も推し進めて欲しい。会場内の香りや音の演出や、釈迦三尊両脇に垂らしたスクリーンに投影する光背銘を使ったインスタレーションなどは、レプリカを活用した新たな空間芸術の試みということのよう。図録あり(144ページ、1500円)

東京国立博物館
 特別展 運慶
(9月26日~11月26日)

 興福寺中金堂再建記念として運慶の仏像を集約するとともに、父康慶及び子息・周辺仏師の仏像を一所で展観する意欲的な展示。十重二十重の大観衆。長岳寺阿弥陀三尊像(中尊の光背は未出陳)が数十年ぶりに寺外で公開されている間(~10/29)に駆け込んで無事鑑賞。運慶芸術の数々を間近で堪能するとともに、円成寺大日如来坐像の中の康慶、中金堂四天王立像(元南円堂所在)の中の運慶、金剛峯寺八大童子像の清新さと解放感、東大寺重源坐像の中の古典などなど、かたちの中に残された痕跡にほの見える歴史情報に思いを致す。展覧会開催に合わせて行われたCT撮影の成果も紹介され、運慶研究の進展に寄与。六波羅蜜寺地蔵菩薩坐像の像内に詰め込まれた大量の納入品は、いつの日か解体修理の時が来たとき、康慶・運慶の歴史的位相をよりはっきりと定める画期的な情報を提供するものであろう。鑑賞しながら、運慶研究の盛り上がりに乗じて私も論文書かねばっ!と胸にぽっと火を灯してもらう。図録あり(322ページ、3000円)。再訪を期す。

栃木県立博物館
 特別企画展 中世宇都宮氏-頼朝・尊氏・秀吉を支えた名族-
(9月16日~10月29日)

 宇都宮市に建つ県立博物館の開館35周年記念として、宇都宮を本拠とした武士団宇都宮氏の中世史を、多様な資料で叙述する。中世文書を丁寧に多数集めて展示の骨子を形成するとともに、その歴史叙述の上で知恩院法然上人絵伝(国宝)、光明寺當麻曼荼羅縁起(国宝)、清浄光寺一遍聖絵(国宝)、専修寺善信聖人親鸞伝絵(重文)など絵画の優品を全国より集め、また肖像画研究の上で今後重要視されることが確実である新発見の足利尊氏像(個人像)が提示されるなど、絵画資料が充実。建長5年(1253)の岩谷寺薬師如来立像、建長4年の蔵福寺阿弥陀三尊像、弘長元年(1261)の西明寺千手観音菩薩立像、木幡神社の馬頭観音坐像など、栃木を代表する鎌倉時代彫像を間近に鑑賞。京都府大念寺の阿弥陀如来立像と納入品を鑑賞できたのもありがたい。図録あり(240ページ・2000円)。

出光美術館「祈りのかたち」鑑賞記

9月2日
出光美術館
 祈りのかたち-仏教美術入門-
(7月25日~9月3日)

 終了間際に滑り込み。館蔵の仏教美術の優品をガンダーラ仏・北魏仏から近世の禅画まで、どっとお蔵出し。修理された永久寺伝来の真言八祖行状図(保延2年〈1136〉)をじっくり鑑賞。鎌倉時代の持国天・増長天立像も永久寺伝来。高野山鎮守天野社のある上天野地区の念仏講旧蔵の六道・十王図と久しぶりに対面。ほか、平安末~鎌倉初期とされる不動明王二童子図の大幅は根来寺旧蔵とのこと。知りませんでした。図録あり(146ページ、2100円)。別刷りの真言八祖行状図図版(大きく明るい)がおまけについてきて有益。
 その後銀座まで歩いて観世能楽堂で能「道成寺」鑑賞(松の会主催)。面は近江女と般若(多分)。

奈良教育大学教育資料館「海を渡った文化」、東大寺ミュージアム「東大寺大仏縁起絵巻特別公開」、奈良博「源信」鑑賞記

8月22日、仕事の山に目をつぶり、午後から代休取って職場離脱。この日までの展示、この日からの展示を巡る。

奈良教育大学教育資料館
 展示企画 海を渡った文化-中国から日本へ-
(8月18日~8月22日)

同大学大学院「地域と伝統文化」教育プログラムの「伝統文化発信法Ⅱ」講義の成果展。東吉野村龍泉寺阿弥陀如来坐像は針葉樹の一材から頭体及び脚部、両椀部を含んで一材より彫出する像高50.5㎝の像で10世紀と評価。同寺には平安時代前期の如来坐像(県指定)あり。ほか、唐時代の銅製鍍金の金剛力士立像(個人蔵)、東大寺執金剛神縁起絵巻(同大図書館蔵)など。最新の機器を活用した研究成果として、芳山二尊石仏南面像の3Dスキャン画像と唐招提寺伝薬師如来立像の対比や、郡山城石垣より出土した両面石仏(片面は地蔵十王像、もう片面は冥王像)の3Dプリンターによる石膏製出力作品も展示。図録あり(43ページ)。

東大寺ミュージアム
 東大寺大仏縁起絵巻(重文)特別公開
(上巻8月1日~8月20日 中巻8月22日~9月10日 下巻9月11日~9月30日)

 天文5年(1536)、東大寺僧祐全の勧進、後奈良天皇(上巻)・青蓮院宮尊鎮法親王(中巻)・西室公順(下巻)の詞書、絵は南都絵所のうち芝座の琳賢(及び芝助座藤勝)の手になる東大寺大仏縁起の、修理完成後初披露。うっかり上巻を見逃し残念(そばまで行ってたのに…)。中巻は巻頭から巻末まで全巻公開。明快で凜々しい顔貌表現や、彩色を主体とした仏菩薩の手慣れた描写など、室町時代南都絵所絵師の特徴を確認。図録なし。絵巻を載せた絵ハガキ配布。

奈良国立博物館
特別展 源信 地獄・極楽への道
(7月15日~9月3日)

 3度目。展示替えされた作品を鑑賞。西新館第2室、縦長の部屋の一番奥、西面(!)するケースに、有志八幡講阿弥陀聖衆来迎図(国宝)を配置。象徴的な空間に象徴的な作品が嵌まって、展示の完成。振り返れば極楽浄土(當麻曼荼羅)。鑑賞ならぬ観想の場が構築され、極楽往生間違いなし。図録あり(328ページ、2300円)。

香雪美術館「悉有仏性」展鑑賞記

香雪美術館
 悉有仏性-全てのものに仏が宿る- 佐藤辰美コレクション展Ⅱ
(7月15日~9月3日)

 佐藤辰美氏のコレクションのうち日本の宗教美術を2期に分たって公開(1期「摩滅の美。」・2期「祈りのかたち。」)。興味深い神像が多数展示されており、集中的に鑑賞。鑿目を全体にざっくりと残して髪・面貌・着衣を墨書きした持宝珠女神坐像(11c)や、みずらを結って蓋襠衣を纏い拱手し持物(手付きは笏だが…)を執る不思議な童子形神坐像(12c)、幅広の巾子の冠をかぶって面奥・体奥の分厚い古様な男神坐像(10c)、漆箔仕上げとする牛頭天王坐像(12c)など。様々な事情で社外へと出た数多くの神像が、巷間にはまだまだ残されている。コレクターがその価値を見逃さず重要資料をピックアップして留めただけでなく、展示を通じて情報の共有化をはかってくれたことで、今後の神像研究に資するところは大きい。ほか、仏像・仏画・仏具・懸仏・印仏も。図録あり(236ページ、2000円)

2017年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2017」

 帝塚山大学博物館経営論受講生による、携帯電話の思い出を元にした展示の2017年度版です。
 受講生それぞれの携帯電話(iPhone、スマホ)についての思い出を、それぞれのケータイの画像とともに紹介します(画像をクリックすると拡大されます)。
 携帯電話それ自体は量販品であっても、使用する人の思い出が付随することで資料の歴史性が浮かび上がり、他に代わりのない資料の一品性(逸品性)に気づいてもらうという趣旨です。
 これまでに行った携帯電話のWEB上展覧会は、次のとおり。大学生の携帯電話とそれにまつわる思い出の定点観測です。
 2016年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2016」
 2015年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2015」
 2014年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2014」
 2013年度「WEB上展覧会 携帯電話の思い出2013」
 2012年度「携帯電話の思い出-web上の展覧会-」
 2011年度「ケータイの思い出」
 2010年度「携帯電話にまつわる思い出」
WEB上展覧会 携帯電話の思い出2017
携帯2017 (1)
学生①
 このiPhoneとは2年の付き合いです。
 大学に入学するときにガラケーからiPhone6に変えました。高校時代はまわりがスマホを使っていてうらやましかったのですが、大学入学時にやっと変えることができました。
 しかし2年も使っていると、iPhoneを落として画面が割れたこともありました。画面が割れた状況は、野球観戦中にテンションが高くなり手に持っていたiPhoneを滑らせて派手に落としてしまい、画面の真ん中に大きな亀裂が入りました。またこれもいい思い出です。

携帯2017 (2)
学生②
 このスマホは自分が初めて自腹で購入したスマホです。Huaweiという中国のブランドの格安スマホで、非常に安価で日常で使うには十分すぎるスペックです。前回使っていたLGのスマホは思いのほか早くダメになってしまったため、このスマホには頑張ってもらいたい。

携帯2017 (3)
学生③
 私はiPhoneシリーズをよく使っています。
 昨年私は、iPhone5Sを使っていました。私の友人は新しいiPhone6など私の5Sより機能性等上位に立っている事で、私の5Sを旧車の如く悪く言っていました。
 ですが、その年の秋。ついに私は5Sをレベルアップさせ、iPhone7と共に立ち上がり守りから攻めへと転じました。それから私と今のiPhone7とは戦友の様な絆があると確信しています。

携帯2017 (4)
学生④
 「僕のスマホ」
 私がスマートフォンを買ってもらったのは4年前、訳あって高校をやめることになった際、「友達と繋がれる様に」と、母が気遣ってくれての事でした。
 それから色々あって、環境も機種も交友関係も変わりましたが、たまに当時の友人や、それより前のガラケー時代の知り合いから連絡が来る事があります。
 機種等は違いますが、キャリアのアカウントやメールアドレス等は初めてケータイを与えられた時から変わらないので、苦楽を共にした友と言えるのかもしれないですね。

携帯2017 (5)
学生⑤
 現在使用しているスマートフォンは、3代目である。3代目のものと出会ったのは、今から役1年前にドコモショップで機種変更した時だった。自分は同じSONYの「Xperia」シリーズしか使用していないので他のシリーズはよく分からない。最初に持ったケータイもSONYの「Xperia」だったのだが、同じシリーズを使い続けると、電池の持ちがよくなったなあとか、画質や他の機能の諸々を比べて「ここが良くなった」とか「この部分は変更してほしくなかった」とか様々あったことを思い出す。たぶんこれからも自分はSONYの「Xperia」しか使用しないだろう。それは、新しく出てもある程度勝手がわかっているから。

携帯2017 (6)
学生⑥
 この携帯は大学に入ると同時に買いました。
 カバーは今ので4代目です。最初に買ったカバーはブースカのカバーでした。つけているストラップの一つは家族全員とおそろいのものです。
 今のカバーは半年ほど使っていますが、もういろいろなところがぼろぼろです。が、長く使っていきたいです。

携帯2017 (7)
学生⑦
 このiPhoneは3代目の携帯電話で、スマートホンでは2代目です。2代目のスマートホンが大学入学前に水没して、タイミングが良いと思い買い換えました。当時、iPhoneがまわりで流行っていて、自分も欲しかったので、携帯会社に行った時に迷わずこのiPhone6を選びました。この携帯とも2年半ぐらいのつきあいですが、使いやすく重宝しています。前の携帯が短命だったので、この携帯は末永く使っていきたいと思います。

携帯2017 (8)
学生⑧
 このスマホは、先日購入したばかりです。購入して2日後に、前のスマホよりサイズが大きくて手になじんでなかったためか、駅で落としてしまい、画面が割れたかと思いましたが、無傷でした。高いところから落としたのに無傷なことに感動したということがありました。

携帯2017 (9)
学生⑨
 初めて2年以上使用している携帯ですが、当たりを引いたのか、2年以上使用していても少しバッテリーが減るのが早いなと思うくらいで、他の機能などで目立った以上を感じた事がないので、びっくりしています。実は現在使用している携帯は、自分が携帯を持ち始めて10年ほどになりますが、4台目で、他のものは2年たつ間に1回は修理にだしているのに、このスマホは1度も修理に出したことがないのでうれしい限りです。

携帯2017 (10)
学生⑩
 今使用しているスマホは大学に入ったときから使い続けている。
 今のスマホは3代目になるが、このスマホだけはまだ一度も落としたことがない。自分自身でもこのスマホを大切に使っている感じはしないが、落としたことがないというのは唯一の自慢できる話である。

携帯2017 (11)
学生⑪
「―ある文学部生のiPhone―」
 これは、iPhone5sである。5年前の2012年、LINEが普及しだし、周りの同級生がメールではなく、アプリで連絡を取ることができるようになった。自分も流行に乗り、ガラケーからiPhoneに変更した。一つのケータイで、メールや電話というケータイとしての機能のほかに、ゲームやGPSによる位置情報のアプリが増え、写真の機能がレベルアップし、画質が良くなった。指だけで操作のできる機械が自分の手元に来た時の感動は計り知れない。
 iPhoneなどのケータイは2、3年で買い換えるのが普通だが、自分のiPhone5sは今年で5年目になる。とっくに減価償却が終わっている。なの30分ほど使用し続けると、ケータイが持っていられなくなるほど熱くなり、1時間後には勝手に電源が落ちてしまう。そろそろ買い換え時だ。だれか安く買い買い換えてくれる人がいたら連絡を求む。

携帯2017 (12)
表敬訪問してくれた元学生⑫
 このスマートフォンは2014年10月から使っています。前回と同じauのiPhoneで、当時リリースされたばかりの最新機種。前に使っていたものが古くなって、使いづらくなったこと、新しいものが出たばかりだったこと、自分の誕生日のタイミングが重なり、機種変更しました。
 かつて使っていたガラケーと比べると、かなりスマホ自体への思い入れはなくなったように感じます。クラウドを使ってメールや画像も残していくので、情報の依り代として認識しています。
 何度か置き忘れたり、なくしかけたこともあるのですが、クラウドに共有していることはPCでも確認できたり、クラウドでiPhoneを探す機能もあるので、ガラケーのころよりは困ることは減りました。
 個体へ愛着を認識できないくらい、無くてはならない存在となっているとも言えるかも知れません。
(同じ方の過去の携帯電話の思い出は、2011年度「ケータイの思い出」の(14)です)

携帯2017 (13)
学生⑬ 
 私が今使っているスマートフォンは、私が初めて持った携帯電話です。中学・高校の時は校則で持つことを禁止されていたので持っていませんでした。
 初めてのスマートフォン、最初の1年はとても大切にしていました。初めての携帯電話だったので。しかし今年で3年目になると、扱いが自分でも雑だと感じています。床に落としてもそれほどあせらなくなりました。カバーもつけなくなりました。
 そんなひどい扱いをされていても、傷はつきましたが画面が割れることは今のところありませんでした。
 しかし、外側がキレイでも、内側は使いすぎでボロボロだと思います。ボロボロになってしまっても、最後まで愛着を持って使いたいです。

携帯2017 (14)
学生⑭
 「今のスマフォの思い出」
 私が現在使用しているスマフォは前のスマフォが長年使用していたため、買い換える事になり、大学1回生の12月頃に買い換えたので、かれこれ1年と6ヶ月くらいの付き合いになります。
 これといった思い出話もあまり思い浮かばないのですが、強いて言うとすれば、スマフォを買い換えに行ったときに、どうせならと家族で同じ機種にすることになり、白か緑か黒の3色が出され、私は白を選んだのですが、兄も白が良かったらしくお互い譲らなかったのでジャンケンで決める事になり、その結果私が白色のスマフォを使える事になりました。その時の事は今でも時々兄にいわれるので、このスマフォはこれからも大事に使っていこうと思います。

奈良博「源信 地獄・極楽への道」、高野山霊宝館「正智院の名宝」鑑賞記

7月17日、祝日ながら大学講義。終了後、重要な展覧会を巡ってせめてもの祝日気分を味わう。

奈良国立博物館
特別展 源信 地獄・極楽への道
(7月15日~9月3日)

 『往生要集』の作者源信(942~1017)千年忌を記念して、源信の生涯の事蹟とともに、中世社会において受容された地獄・極楽の死後世界のイメージを、優れた絵画資料を多数集めて提示する。地獄絵では、聖衆来迎寺の六道絵15幅、東博地獄草紙、奈良博辟邪絵(以上全て8/6まで)、極楽図では当麻寺當麻曼荼羅(貞享本・重文)、金剛峯寺法華経・大般若経見返絵、来迎図では法華寺阿弥陀三尊及び童子像(~8/20)、知恩院阿弥陀聖衆来迎図(早来迎、~7/30)と国宝展状態。新長谷寺阿弥陀如来立像及び厨子(重文)は大型の厨子奥壁の極楽図と扉絵の聖衆が、彫刻の来迎形阿弥陀立像とハイブリッドに融合(展示は阿弥陀像を別置。図録に安置状況の図版あり)。阿弥陀による救済のイメージが凝縮した好例。彫刻では即成院二十五菩薩坐像(3駆づつ展示替え)、保安寺阿弥陀三尊像と奈良博地蔵・龍樹菩薩坐像を組み合わせて阿弥陀五尊像を再現。図録あり(328ページ、2300円)。

高野山霊宝館
 企画展 正智院の名宝
 (7月15日~10月9日)

 正智院が兼務する善集院の本堂再建と本尊修理完成を記念して開かれる名宝展。正智院本尊阿弥陀三尊像が初公開。すでに報告があるが(岩田茂樹「高野山正智院の阿弥陀如来坐像」『鹿園雑集』5、2003)、1200年前後の運慶にごく近い慶派仏師の作例。報告や展示では脇侍の一具性については慎重な態度であるが、中尊像と観音像の風貌はよく似る。観音像の髻が平安後期風を丈高くした改変形であるのも過渡的。修理が施された正智院不動明王立像は、同時毘沙門天立像(重文)と対になるものと判明。本尊三尊像と組み合わされるとすれば、運慶周辺の同種の五尊像との関係が注意されるが、やや降るか。不動・毘沙門両像は今後奈良博寄託との由(住職ごあいさつに明記)。善集院本尊も中尊は鎌倉時代の阿弥陀像で、観音像は南北朝時代。仏画では普賢延命菩薩像、八字文殊曼荼羅図、紅玻瑠阿弥陀像、八宗論大日如来像(以上全て重文・鎌倉時代)、最古の四社明神像(鎌倉時代)、稚児大師像、狩場明神像、影向明神像(以上室町時代)と、重要作例がずらり。また近年の同寺聖教蔵の調査研究成果も反映され、鎌倉前期の正智院主道範関連資料や、各種版本(高野版・根来板・浄土板・宋版・高麗版・西大寺版等)や連歌資料、特殊な図像類も多数出陳。正智院発行による展示内容と共通する図録『高野山正智院の歴史と美術』あり(114ページ、2200円)

国立歴史民俗博物館「URUSHIふしぎ物語」、サントリー美術館「神の宝の玉手箱」鑑賞記

7月15日、歴博とサントリー美を回って、漆まみれ。

国立歴史民俗博物館
 企画展示 URUSHIふしぎ物語-人と漆の12000年史-
(7月11日~9月3日)

 日本列島における漆使用の歴史と文化の諸相を、考古・美術・民俗・歴史に関する多数の資料をもとに「ウルシと漆」「漆とてわざ」「漆とくらし」「漆のちから」「漆はうごく」「これからの漆」の章立てで叙述する。展示室冒頭5メートルに詰め込まれた、自然科学の分野におけるウルシ研究の最前線、放射性炭素年代測定で年代の把握された漆を使用(あるいは付着)した重要資料の数々、そして浄法寺町の漆掻きの紹介映像で30分費やす。施工用具と技術の歴史的諸相、加飾技術のさまざま、漆とともにあった暮らしの歴史・民俗、外国へ輸出される漆器、琉球漆器からアイヌにおける威信財としての漆器、近代の漆器、最新の漆施工技術など、歴博らしい視野の広い内容。人文科学・自然科学の融合により行われた展示型共同研究「学際的研究による漆文化史の新構築」(平成25~27年度)の成果展。加飾技法の説明に、何気なく東博片輪車蒔絵螺鈿手箱(国宝・前期)や根津美術館秋野蒔絵手箱(重文)が並ぶ贅沢(後期は根津美宝相華平文袈裟箱、奈良博蓮唐草蒔絵経箱)。図録あり(300ページ、2500円)。

 特集展示 楽器と漆
(7月11日~ 9月3日)

 URUSHI展にあわせて漆工の楽器を集めて展示。紀州藩第十代藩主徳川治宝収集の楽器コレクションから笙や篳篥、大阪麦酒会社創業者生田秀の能楽コレクションから鼓胴をどっと展示。

サントリー美術館
 国宝《浮線綾螺鈿蒔絵手箱》修理後初公開 神の宝の玉手箱
(5月31日~7月17日)

 修理完成した国宝・浮線綾螺鈿蒔絵手箱を軸点として、手箱の歴史や意匠の意味を実資料をもとに叙述しながら、「特別な手箱」(玉手箱)の存在した場を浮かび上がらせる。鎌倉時代の手箱として東博片輪車蒔絵螺鈿手箱(国宝)、出雲大社秋野鹿蒔絵手箱(国宝)が並ぶほか、明治から現代にかけて制作された絢爛豪華な手箱の優品の模造(どれも優れたできばえ)が並ぶさまは、玉手箱イメージを的確に伝えるもので展示効果が高い。化粧道具と呪術という観点から三重・四天王寺の薬師如来坐像および納入品(重文・承保4年〔1077〕)を、神の調度という観点から熊野速玉大社と熱田神宮の古神宝を選択して提示して、マジカルアイテムとしての玉手箱(日本民藝館の浦島絵巻も効いている)の意味をクローズアップする手法は挑戦的。毎度のことながら洗練された展示空間作りに感心。図録あり(208ページ、2500円)。

Appendix

プロフィール

大河内智之

Author:大河内智之
「観仏三昧」の主催者です。
和歌山県立博物館の学芸員です。
仏像の研究者だったりもします。

月別アーカイブ

ブログ内検索